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江戸にやってきた吉之助(鈴木亮平)が、仲間の大山格之助(北村有起哉)や有村俊斎(高橋光臣)に連れて行かれたのが、品川宿の旅籠(はたご)・磯田屋。にぎやかな雰囲気に包まれ、さまざまな人々が行き交う磯田屋で、吉之助は新たな出会いを重ねることになる。磯田屋で女給として働くふき(高梨臨)の同僚タマを演じているのが、ミス・ワールド2013日本代表に選ばれた田中道子だ。大河ドラマ初出演の感想や、現場で感じたことなどを聞いた。
事務所を挙げてのドッキリかと思いました(笑)。お話を伺ったのは、まだ女優デビューして1年足らずという時期だったので、まさかこんなに早いタイミングで大河ドラマに出演できるとは、夢にも思っていませんでしたから。最初はびっくりして、その次は、私にできるだろうかと不安になりました。
鹿児島出身の祖母や親戚は、涙を流すほど喜んでいました。特に祖母は、病気で入退院を繰り返していたのですが、大河出演の話をしたら目の輝きが変わって「生きる活力が湧いた」と言ってくれて。祖母は大河をずっと見ていましたし、西郷隆盛という故郷の英雄が題材ということで、二重の喜びだったようです。ただ、父はやっぱり「エキストラだろ」と、信じてくれませんでした(笑)。でも、今は家族が一番応援してくれています。
タマは磯田屋の人気者ということで、男性との距離感については、ふき役の高梨臨さんと相談しながら現場で作り上げました。タマの本音としては、食事をした後、皆さんに泊まっていってほしいんです、お金になるので。ただ、薩摩の人たちはふきの知り合いでもあるので、あまり色仕掛けはせず、お友達的な距離感も保ちつつ…という設定を細かく考えて。そういうところで、相手に対する目線から言葉のトーンまで変わってきますから。そういうふうに一つ一つ、役を作り上げていくのは楽しいです。
セットが細部まで作り込まれていて、すごく壮大です。さすが大河だと感心していたら、鈴木亮平さんが「セットがこうなっていると、僕たちもこのぐらい演技をやらないと浮くね」というお話をされていたんです。私はそれまで、セットに合わせて演技を変えるという感覚がなかったので、気を付けなければと痛感しました。学ぶことがものすごく多いです。
初めてお会いする日、私が緊張していたら、久しぶりに会った友達のように「タマどーん!」と声を掛けてくれました。「昨日まで鹿児島に行っていたからお土産」と言って入浴剤を頂くなど、最初から近い距離感で温かく迎えてくださったおかげで、伸び伸び演じることができました。
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