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高良 ポケットに手を突っ込んだり、せりふを変えたり、普段無意識でやってしまうことをやらないという制約を作って臨みました。自分にとって新しい試みに挑戦できて良かったです。
城田 せりふが独特だから変えられないよね。
高良 うん。毎日現場でせりふの言い方を2人で考えて、一字一句、気を付けて徹底してやりました。
城田 休憩中も、何百返しされても文句を言えないぐらい、女性陣(石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみ)には「ブス」とか、健吾にも「ゴミみたいな顔しやがって」とかバンバン言っていました。もちろん役作りで言っていたけれど、その空気が楽しくもあり、そういう関係性が本番でも自然に出て、リアリティーのあるものになりました。
城田 劇中の季節は真冬だけど、撮影は真夏だったので、熱くて、汗だくで大変でした。部屋でのシーンは音が入ってしまうのでエアコンがつけられない状態で、台本7~10ページ分もあるせりふを、登場人物3人で回さないといけなくて、意識がもうろうとしていました。セミの鳴き声でNGにもなったことも何回あったか…。
高良 せりふは多いし、(カットは)割らないし、撮影は長回しだし、部屋のシーンの前日は憂鬱でした…。
高良 あれはキツかったです。普段からラーメンはあまり食べないし、グルテンフリーの食生活を続けていて調子が良かったのに、撮影後に体調が悪くなりました(笑)。
城田 4~5杯分は食べているよね。でも、「無理しています」という芝居じゃなく、本当に無理しているから臨場感はあった。
高良 劇中で起こる出来事の根っこがすごく大きく、とてもスケールの大きな話のように感じたので、そこを意識しながら楽しんでください。
城田 キャラクターそれぞれに魅力があり、みんな人間なんだな、人って面白いなと思えるドラマです。それは実生活でもそうで、人をうわべだけで判断せず、深いところまで見ると楽しい発見があるということを分かってもらえたらいいですね。
(取材・文・写真/錦怜那)
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