エンターテインメント・ウェブマガジン
私の理想の主演像、みたいなものはあったんです。とはいえ、そういうことをやる技術も器の大きさもないから、とにかく現場では誰よりも元気でいようという気持ちは大切にしました。そうしたら、現場の空気が上がる瞬間があって、すごくうれしくなったんです。それまでは、「私なんかが…」と思っていたことを、主演にかこつけてやってみたら、みんなも一緒になってくれた。きっと今までも見えていないことがたくさんあったんだろうなって。でもそれも、森ガキ組のスタッフ、キャストの皆さんがいてくれたから。森ガキ組でなければ、こんなに変われなかったと思います。
光石さん、赤間(麻里子)さん、池本(啓太)くんと私が家族で、みんなお芝居で絡むのは初めてだったんですけど、最初から変に意識しなくても、家族の空気がありました。だから、とてもやりやすくて、ずっと楽しかったです。岩松さんや水野さんも、現実的な部分と非現実的な部分がある人物をきちんと成立させていて、さすがだなぁと。あと、熊本の開放的な雰囲気や温かさみたいなものも、作品に流れる空気を作ってくれた気がします。
すごく難しい題材だったと思います。でもお葬式って、何かしらハプニングがあるんですよね。私も小さい頃、おばあちゃんのお葬式で、「去る何月何日、何々様が…」と話しているのを聞いて、「え?猿、猿?どこにいるの?」と言ってしまったことがあります。それを親戚中が白い目で見る中、お母さんだけが苦笑いしている、みたいな…(笑)。
人が亡くなっているんだけど、そうやって笑っちゃうようなことも起きる。それがお葬式だと思うんです。この映画でも、おじいちゃんの遺体の前で光石さんと岩松さんのクスッとさせる場面があって、絶妙な家族の空気感に感動しました。深刻な話ではなく、誰でも「家族ってそうだよな」と感じることができる作品になっています。ライトな面白さと同時に、グッとくる部分もあるすてきな映画なので、たくさんの人に見ていただきたいです!
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2026年6月12日
累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む
ドラマ2026年6月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年6月11日
山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む
映画2026年6月10日
-久しぶりの主演作を経験し、お芝居について改めて気づいたことはありますか。 今後は、今までとは違うお芝居のアプローチに挑戦していってもいいのかな、と考えるきっかけになった気がします。現場で「ああすればよかった」、「こうすればよかった」とい … 続きを読む
映画2026年6月5日
『サンキュー、チャック』 (5月1日公開)★★★ チャックとは一体何者なのか 大規模な自然災害と人災が次々と地球を襲い、世界は終わりを迎えつつあった。すると、街頭やテレビ、ラジオに突如として、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい … 続きを読む