エンターテインメント・ウェブマガジン
喜劇は、喜劇だと思ってやったら詰まらない。あくまでもシリアスに演じる。そこから出てくるおかし味が勝負だと思うんです。僕はコメディアンでも芸人でもないですから、笑わせてやろうではなく、お芝居で見ている人に笑ってもらおうという思いで演じています。喜劇ほど真剣に演じなければと思っています。今回もそれに通じるものがありました。今回面白かったのが、僕が社長を解任されるシーンで、(秘書役の)八嶋(智人)くんが、コメディータッチの芝居をやろうとしたら、監督がそばに来て「八嶋くん、ふざけないでください」と。八嶋くんは「俺ふざけているつもりはないんだけどなあ」と、とてもショックを受けたようです(笑)。本人はシリアスに演じているつもりなんでしょうけど、それがおふざけに見えてしまう。つまりその境界線が難しいんです。
すっとぼけた感じがとても良かった。彼女は思い切りのいい芝居をします。もちろんメロドラマもできるのでしょうが、こういう闊達(かったつ)な女性をやらせたら、すごくいいなあと思いました。まあ元気な人で、大きな口を開けて笑うところなんかも(笑)楽しかったですね。
ラブコメディーであり、ファンタジーでもあり、肩の凝らない映画です。僕がこういう役をやったから、というわけではありませんが、伴侶を亡くされた方、あるいは、まだ一度も結婚されたことがないというご高齢の方も、ぜひ婚活ツアーに参加されてみてはと思います。せっかくの一生なんですから、良きパートナーを見付けて、豊かに人生を過ごしましょうよと。この映画を見てそんなふうに感じていただけたらと思います。
その後この2人がどうなったかと。でもそれは僕のお葬式のシーンから始まった方がいいですね(笑)。そこから回想になって…。彼女がその後どういうふうに生きていくのか。今度は彼女が婚活に走ったりして…(笑)。
(取材・文・写真/田中雄二)
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む