エンターテインメント・ウェブマガジン
直虎(柴咲コウ)の計らいにより、晴れて井伊の人々からその存在を認められた龍雲丸と盗賊団の仲間たち。直虎との絆も徐々に深まり、今後ますますの活躍を見せることになる。前回に続いて龍雲丸役の柳楽優弥が、盗賊団のメンバーとの共演や、役に込めた思いなどを語った。
木を切るシーンの、(直虎を)後ろから抱え込む体勢を“バックハグ”というそうですね。恥ずかしかったですけど、今まで経験したことのないシチュエーションだったので、ここぞとばかりに楽しみました。共同作業です(笑)。酔って絡まれる場面も、モテた気分になれたのでうれしかったですね(笑)。
心強いです。始まる前は、個性が強過ぎる人がいたらどうしようと心配していました。みんなとコミュニケーションを取ってやっていきたかったので。でも、みんなすごくフレンドリーだったので安心しました。知識が豊富な人ばかりでいろいろな話を聞けたり、チームワークは抜群です。とても活気にあふれたチームなので、一緒にいてすごく楽しいです。
いろいろなことを知っているマキタスポーツさんからは、しゃべり方について「落語を参考に」というアドバイスをもらえたのが助かりました。前田航基くんは僕と同じように、デビュー作が是枝(裕和)監督の『奇跡』(11)で、撮影中に陣中見舞いに行ったことがあったので、話が合いました。吉田健悟くんとはお互いの不安をぶつけ合ったりしていました。あと、僕は運動が好きなので、真壁刀義さんには筋トレのやり方について聞きました。プロレスの試合を見たいという話もしたので、みんなで行こうと思っています。
自分のこれまでの経験を生かして、映画に主演するようなテンションで演じています。最初はすごく悩みました。こんな個性豊かなメンバーの中で、どうやって頭の雰囲気を出せばいいのかと。だけど、風貌や見た目で“いかにも”という雰囲気を出すより、みんなと楽しくやっていたら結果的に頭になっていた、というタイプの方が僕には合っていると思ったので、そんなつもりでやっています。僕が「やるぞ!」と言うと、みんなが「おー!」と応えてくれるので、こっちのテンションも上がります。この軍団の頭で良かったと本当に思います。
そうですね。マキタスポーツさんや真壁さん、吉田くん、前田くんの他にも、エキストラさんを含めて10人ぐらいいるので、時代背景や「吉田くんの役柄、龍雲丸のことが好きだよね」みたいなことをみんなで話し合っています。
登場して間もない20回台の前半は、龍雲丸と盗賊団の明るく楽しい個性が発揮されていくので、楽しんでいただきたいです。後半になると、徐々に龍雲丸の過去も見えてきて、盗賊団も明るいだけではないシリアスな状況になっていきます。
大河ドラマは他の時代劇と比べて、見て下さる方の数も多くて、層も幅広いということが一番違います。特定の層を狙った作品に比べて、圧倒的に大衆性が問われます。『合葬』のようなメッセージ性の強い映画も楽しいですが、多くの人に見てもらえる大河ドラマには、自分をスキルアップさせていく楽しさや緊張感があります。
殺陣の経験は役に立っています。馬に乗ったり、所作を学んだりした経験も、今回は直接関係ありませんが、気持ちの上で作品になじみやすくなっているので、無駄ではありません。そういう精神が好きで個人的に武道を習っていますが、道場に通っていると、気持ちがビシッとして人生楽しいです。まったく自由な状況の方が、逆に不自由に感じてしまいます。
龍雲丸は、自由といいつつ過去にとらわれている人間です。僕にもそういう経験があるので、演じる上でうまく生かせると思いました。僕は節目節目でいい人たちに出会えて、いいアドバイスをもらうことができました。龍雲丸にとってはそれが直虎であり、直虎も龍雲丸からいい刺激を受けているのではないかと感じています。ただ明るいだけではない、そんな龍雲丸の内面に絡む部分も、話が進むにつれて演技で見せていけると思うので、ぜひ注目してほしいです。
違うんですけどね(笑)。でも確かに、ものすごい暴力で相手をボコボコにしたり、両親がいなくなったり、フラれたりする役が多くて、ハッピーエンドを迎えられることが少ないんです。そういう、実際とイメージのギャップが俳優の面白さでもあるのかなと思います。“いい人そうに見えて実は嫌なやつ”よりは“すごく怖そうだけど実はいい人”の方が、長く仕事が続けられそうですし(笑)。もう少し穏やかな印象を持ってもらえたら…とは思いますが。龍雲丸は男っぽいだけでなく、直虎と心を通わせる部分もあるので、今回はちょっとした挑戦です。しっかり楽しみながら頑張りたいです。
(取材・文/井上健一)
映画2026年7月24日
今夏は、ただ怖がらせるだけではなく、恋愛や社会風刺、青春ドラマなど異なるジャンルを巧みに掛け合わせた“異色ホラー”が目を引く。恐怖の中に笑いがあり、切なさがあり、現代社会への視線もある。そんな一筋縄ではいかない作品がそろった。 1本目は … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月24日
宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む
ドラマ2026年7月23日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年7月23日
若者たちの間でひそかにはやる絶対にやってはいけない遊び。それは、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人は死ぬというものだった…。「呪怨」シリーズの清水崇監督が、アイドルグループ「FRU … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月22日
望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む