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NHKの大河ドラマ「真田丸」で、主人公真田幸村(堺雅人)の長男、大助を演じている浦上晟周(せいしゅう)。幼くして大坂の陣に参加し、父と共に奮戦する大助の気概を語る。
大河への気持ちが強過ぎて、いつものオーディションより緊張して(せりふを)かみかみ。まさかと思いましたが、うれしかったです。
僕が大助として出演する前の、38話の草刈正雄さん演じる昌幸が死ぬシーンの収録を見させていただいたのですが、とても印象的でした。それまで草刈さんと一緒に作り上げてきたという思いがあるから、スタッフの皆さんの寂しさが伝わってきました。昌幸を演じた草刈さんは一人の武将として生きていたんだなと思いました。
準備段階で調べている時は、時代の深刻さを身に染みて感じていました。演じる上では、口数は少ないけど、そこにどれだけ存在感を感じさせられるかがキーだとプロデューサーと話しています。普通の少年が戦(いくさ)を経験して武士になっていくというのをテーマとして演じてきました。
武将として尊敬していると思います。幼少時は家臣の高梨内記(中原丈雄)さんに育てられているので、子どものころ一緒にいなかった分、大坂城に一緒に入城して2人で戦を経験することで親子関係はできていったのかなと思います。最後の戦いの時も父上と離れたくないと言っていますので。
内記さんは子ども相手でも真剣勝負ですが、変に気を遣わず、手加減なしに育てられた方が気持ちが通じ合うと思います。父上と内記さんという2人の存在は大きかったと思います。
監督と徹底的に話し合ってスムーズに行くようにしている姿を見て尊敬しています。それに初めて父子が親しく話すシーンでは「今まで父にちゃんと育てられてきたわけじゃないから、お互いどう接したらいいかまだ分からないはず。付き合いたての恋人みたいでいいのでは」と提案してくださって、2人で目をきょろきょろさせたり、目が合ったら外したりしていました(笑)。
父上からは芯の強さ。春さんからは囲碁で負けた時の落ち込み方に似たものを感じます。ちょっと闇を抱えているところ、春さんの息子ならあり得るかな(笑)。
親子役なのに違和感がないというので(松岡さんの演技力は)すごいと思いました。みんなで踊っているシーンで本番の時だけ、歌いながら松岡さんが背中に手をぽーんと母親のように置いてくださったんです。すごくうれしかったです。
撮影の1週間ぐらい前に厳しい指導を受けたんですが、プレッシャーがすごくて。でも、監督からは「1秒たりともカットしてないから」と言われてうれしかった。「高砂」の撮影のためだけに岩手からいったん戻ってきてくださった所作の先生も「もう言うことはない」とおっしゃっていたみたいで、ほんとにありがたい気持ちです。
いまは争いもなく平和に生きていくことが当たり前ですが、大助という僕ら世代にとって唯一の等身大の人物がこうして戦場に出て自ら命を絶った。そういう人もいたんだということをちゃんと認識し直してくれるきっかけになったらと思います。
(昌幸を演じた)草刈さんが昔「真田太平記」で幸村役をやられているので、この流れで僕も(笑)。今まで演じてこられた役者さんみたいにちゃんとできるか不安ですけど、いつかは幸村を演じてみたいです。
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