【インタビュー】杏「バイオリンは毎日練習しました」 映画初主演『オケ老人!』

2016年11月10日 / 17:11

ANN平均年齢が恐らく世界最高齢?というアマチュアオーケストラ「梅が岡交響楽団」に、高校教師の千鶴(杏)が間違えて入団したことで巻き起こる笑いと涙の物語、映画『オケ老人!』。映画初主演となる女優、杏さんにインタビューしました。

──『オケ老人』はどんな映画ですか?

 私演じる千鶴という20代の女性が、アマチュアオーケストラに入団します。でも、うっかりしたミスで、入ったのが全員老人で、演奏のレベルもダメ、ちょっとどうしようもない楽団だった。そこから始まる、笑いあり涙ありのクラシックエンターテインメント映画です。

──バイオリンを弾くシーンがあるそうですが、どれぐらい練習しましたか?

 半年ぐらいです。とにかく毎日触るようにしていました。先生にレッスンしていただくこともあったし、自宅や出張先で1人で練習するときもありましたが、音が鳴らせない場所にいるときは指の動かし方だけでもやっていました。バイオリンは、難しさとともに気軽さも感じました。あの歌謡曲を弾いてみようかなんて試してみると、弾けるときがあるんですね。やってみないと分からない楽器の魅力って、たくさんあるんだなと感じました。

──クラシック音楽への印象は変わりましたか?

 それまでは本当にたまに演奏会に行くぐらいだったんですが、この映画の撮影でオーケストラの音を聞いて、やっぱり生の音ってすごいなと思いました。映画はもちろん生の音ではありませんが、音の迫力は、映画館で見た方が伝わってくると思います。

──最後に見どころを教えてください。

 いくつになってもチャレンジする心を忘れたくないなとか、年を重ねるのが楽しみになってくるような映画です。ぜひ、劇場で見ていただきたいです。

杏さんインタビュー動画2はこちら。

https://youtu.be/9gkAk_LSKJE


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

 朝鮮の文化を近代日本に紹介した民藝運動家の柳宗悦や陶芸家の河井寛次郎。彼らが1930年代に見た朝鮮の風景に憧れ、1970年に韓国の農村を訪れたのが写真家の藤本巧さんだ。以来50年以上にわたり、韓国の人々と文化をフィルムに刻み続けてきた。 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

 世界的なスター指揮者のティボ(バンジャマン・ラべルネ)は、突然白血病を宣告され、ドナーを探す中で、生き別れた弟のジミー(ピエール・ロタン)の存在を知り、彼の隠れた音楽的な才能にも気付く。兄弟でありながらも異なる運命を歩んできた2人。ティボ … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

 東日本大震災から10年後の福島を舞台に、原発事故で引き裂かれた家族と青春を奪われた若者たちの姿を描いた『こんな事があった』が9月13日から全国順次公開中だ。監督・脚本は、『追悼のざわめき』(88)などで日本のみならず世界の映画ファンから支 … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

 ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

Willfriends

page top