エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「真田丸」で、加藤清正(新井浩文)と共に、豊臣秀吉(小日向文世)の親戚として早くから取り立てられてきた福島正則を演じている深水元基。正則が秀吉の正室、北政所(鈴木京香)への尊敬の念から、徐々に石田三成(山本耕史)との対立を深めていく様子を語る。
うれしくて、すぐ親に報告しました。今までは悪役ばっかりやっていたので、報告できるような役がなかったものですから(笑)。
緊張しました。リハーサルをすることも珍しいですし、みんなちゃんと浴衣や着物を着てリハーサルに挑むんですよ。収録の初日をドキドキしながら迎えたことを覚えています。
(秀吉から拝領した)やりの「日本号」を酒席のやり取りでとられたとか、飲み過ぎて家臣を切腹させたとか。めちゃくちゃな人だったんだなという印象がまずありました。
気持ちのいい性格。意志の強さはかっこいいですよね。
水でしたが、(撮影で)2リットルぐらいは飲みました。
それだけに、清正との差をどう出すかということはかなり考えました。清正はまず一度じっくりと考えるんですが、正則は一度考えを決めたら、真っすぐ進むという感じです。ですから、そんなに複雑な芝居はしないように心掛けました。
今回の「真田丸」では寧さまに言われた言葉が大きかったと思います。一番は豊臣家を守るということ。三成とは昔からの知り合いですが、ウマが合わなかったんだと思います。
とても重くて、暑くて、動きづらくて、これで本当に戦ができたんだろうかと思いました。でも本当に強くなったような気がして、演技的にもすごく助けられました。
知れば知るほど面白くなって、いろんなことに興味を持ちました。関ヶ原にも行ったんですが、横4キロ、縦2キロの中で15万人が戦ったのかと感慨深かったです。ここで陣を張って指揮していた正則はやっぱりすごいと思いました。
情報がたくさんあるので、歴史を知らない人でも登場人物の一人一人の気持ちが分かります。それに笑いやシュールさもあるし、当て書きをされているのを撮影で見ていると、役者と三谷さんとの信頼関係がとてもいいなと感じました。
小日向さんは、本当にこんな人なんじゃないかと思ったぐらい怖かったです。撮影の時以外も怖くなってしまったぐらいです。でも普段は優しい方で、フランクで、最初に出てきたようなおちゃめな秀吉のような感じです(笑)。
大坂篇の撮影が始まったころ「“福島さん”は、もう少しこうしたら豪快に見えるんじゃないですか」ってアドバイスを頂きました。自分以外のキャラクターまで理解されているので、助けられました。
少し体を大きくしました。肌も少し日焼けさせました。ひげやもみあげもなるべく自前のものでできるように伸ばしていました。撮影に入る3カ月ぐらい前から準備しました。
今回、先輩の本番での演技や、リハーサルでのやり取りを見て、いろんなことを勉強させてもらいました。そこで得たものを次回以降に生かせたらなと思っています。
映画2025年11月14日
日本海沿岸の小さな漁師町を舞台に、元ヤクザの漁師・三浦と目の見えない少年・幸太という、年の離れた孤独な2人の絆を描くヒューマンドラマ『港のひかり』が、11月14日から全国公開中だ。 主演に舘ひろしを迎え、『正体』(24)の俊英・藤井道人 … 続きを読む
2025年11月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼玉田永教と神道講釈 銭湯の湯け … 続きを読む
映画2025年11月13日
40人の武装強盗団が、ニューデリー行きの特急寝台列車を襲撃! 刀を手に乗客から金品を奪う強盗団のリーダー、ファニ(ラガヴ・ジュヤル)は、大富豪タークルとその娘トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)を人質に取り、身代金奪取をもくろむ。だがその列車 … 続きを読む
映画2025年11月11日
何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声:佐野晶哉)は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、夢中になるが…。作家・いしいしんじの同名小説を … 続きを読む
ドラマ2025年11月10日
草なぎ剛主演の月10ドラマ「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜午後10時)。第3話で強烈なインパクトを残したゆずは(八木莉可子)の母(雛形あきこ)が、再びHeaven’s messenger … 続きを読む