エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、民間初の器械式製糸場、水沼製糸所を群馬に創設し、弟を米国に派遣して生糸を直輸出する道を開くなど、製糸業の発展に尽くした星野長太郎を演じている大東駿介。大東が、後に主人公・美和(井上真央)の夫となる群馬県令、楫取(かとり)素彦(大沢たかお)に感銘を与えることになる星野の実業精神と高い志を語る。
星野は何もない状態から作っていくという時代に生きました。そういう人たちが作った歴史の上に僕らは立っているんだということに思いをはせながら演じると、とても心地良くて身が引き締まります。
匂いです(笑)。メーク部屋の匂いが独特なんです。古いかつらとか整髪料の匂い。髪を巻くコテも歴史のあるものを使っていて、ここで大河ドラマが作られてきたんだなと感じる場所なんです。
星野役のお話を頂いた後に行きました。僕は壁フェチなんですが、富岡製糸場の壁を見ているとドキドキしました(笑)。それに、蒸気で生糸を作っていた工場なので、ここにその熱が宿っていたのかなと想像すると、自然に気持ちが入ったりしました。
楫取という役の魅力なのか大沢さんの魅力なのか分からないぐらい、人を巻き込む力のある人だなあと感じました。楫取は僕が演じる星野の情熱や、何かを変えなくてはならないという熱意に触発されて動くので、楫取に負けない情熱を持っていないといけないと思いました。
星野は生糸という部門で新しいものを生み出していった人です。それで時代を切り開いていった。日本の国内でバラバラになっていては駄目で、日本というブランドを世界に発信しないといけないと訴えます。そのために共同組合も作りました。星野はただ単に「新しいことをしよう」と思っただけでなく、周りの人のことや生糸のこと、群馬の誇りなどを「これでいいのか」と突き詰めていったら、結果としてそれが新しいことだったんだと思います。何より中身がないと駄目です。
大河ドラマや時代劇では、事前に何をしたらいけないかをきちんと確認しておくようにしています。やっていいのかどうかが分からないために演技の動きが制限されるのが嫌なので注意しています。時代によっては腕を組んだり、拍手したりしてはいけない場合もありますからね。
激動の時代に奮闘する人々ですね。星野の新しいことをしようとする熱量にも注目してください。それと星野の着ている着物はとてもきれいです(笑)。
映画2024年7月27日
7月26日から公開中の『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット』は、テレビ朝日系で大人気放送中のスーパー戦隊シリーズ第48作「爆上戦隊ブンブンジャー」初の劇場版だ。本作でブンブンジャーのリーダー、ブンレッド/範道 … 続きを読む
ドラマ2024年7月26日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「虎に翼」。新潟地家裁三条支部に赴任し、娘・優未(竹澤咲子)と2人だけの暮らしに苦労する主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)を助けるため、かつて花江(森田望智)の家で女中として働き、第7週で故郷の新潟に帰った稲が … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年7月26日
「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、その高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”の35年の生涯に迫る、ミュージカル「モーツァルト!」が、8月19日から帝国劇場にて上演される。2002年の日本初演以来 … 続きを読む
映画2024年7月26日
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(7月26日公開) 新型コロナウィルスがまん延した2020年。首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。かつてない危機に直面した政府は、最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活 … 続きを読む
映画2024年7月25日
高校生の時宮朱莉は、謎の男・穂積(斎藤工)と出会い、特殊美術造形家だった亡き祖父・時宮健三(佐野史郎)が制作を望んだ映画『神の筆』の世界に入り込んでしまう。怪獣ヤマタノオロチによって、その世界が危機にひんしていることを知った朱莉は、同級生 … 続きを読む