舞台「ジャニーズ・ワールド」制作発表詳報

2012年10月10日 / 13:56

――先ほどお話の中で、A.B.C-Zの戸塚くんは台本を見たとおっしゃっていましたが、ストーリーについて、ここで話せることはありますか? 

戸塚 じゃあ戸塚版でいいですか? ジャニーさんの頭の中ではもう完成しているので。なんか地球のヒストリーみたいな、過去・現在・未来いろいろな地球の歴史を回っていったり、1年365日があって、その積み重ねで今の歴史があって、それで最終的には宇宙に飛び出していく、本当に壮大なストーリーになっております。プロデューサーと1人の少年が出会うというストーリーも要になっているんじゃないですかね、薮がプロデューサーで。

藪 1年12カ月じゃないですか。その12カ月の間にさまざまな問題が起きるんですけど、もし13カ月目があれば、そこがもしかしたらユートピアなんじゃないかと。12カ月、悪いことがあるから、最後の1カ月は本当に楽園なんじゃないかっていう、それを僕の演じるプロデューサーと、1人の少年とが一緒に探しにいくっていうのが今回のテーマになっています。

――薮くんのプロデューサーという役は、言ってみればジャニーさんの役と考えてよいのでしょうか?

薮 それを言ってしまうと、プレッシャーというかハードルが上がるんですけど(笑)。まあ、そうですね、今までジャニーさんが作ってきた舞台の数々をかみしめながら、責任は重いですけど、一つ一つの芝居を誠心誠意やりたいと思います。

――“ジャニーズスピリット”をひと言で言うと、何でしょう?

薮 エンターテインメントで人に喜びを与えたり、何かメッセージを僕たちが発信していくことで人々が笑顔になったり楽しい気持ちになるっていうその気持ちが、ジャニーズスピリットなんじゃないかと僕は思います。

戸塚 やっぱり「Show must go on.」じゃないですかね。堂本光一くんの「SHOCK」でも「Show must go on.」というセリフがキーワードになっていますけど、本当にどんどんどんどん、新しいものを作ったらその次にまた新しいものを作って、そしてどんなトラブルが起きても、例えば本番中であっても、決して幕を下ろさずに続ける「Show must go on.」というのがジャニーさんのスピリットにもなっているのかなと。世界一数多くの作品をプロデュースしてきた人が、まだこの「ジャニーズ・ワールド」という新しいステージを作ることに、どんだけ引き出しがあるんだという、恐ろしさすら感じるほどのリスペクトを抱いてます。

橋本 えー、これがスピリットかどうか分かんないんですけど、これ結構前に社長が言っていた言葉なんですけど、「ジャニーズは、顔がカッコいいからカッコいいんじゃない。アクロバットとかいろんなパフォーマンスをするからカッコいいんだ」と。

佐藤 「ユーやっちゃいなよ」にどう対応できるかですね。すごい急に言われたりすることがあるんですけど、僕たちは絶対に「やらない」っていう言葉を言わないですし、僕たちがどう対応できるかとかを見られていると思うので、急に言われてもできるような対応性というのが、ジャニーズなんじゃないかなと思っています。

 


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ファーストサマーウイカ「それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです」日曜劇場「19番目のカルテ」【インタビュー】

ドラマ2025年8月17日

-主演の松本潤さんとお芝居で対峙(たいじ)してみての印象を教えてください。  松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるの … 続きを読む

橋本愛 演じる“おていさん”と蔦重の夫婦は「“阿吽の呼吸”に辿り着く」【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月16日

-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。  横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。  2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

Willfriends

page top