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2014年のNHK大河ドラマが「軍師官兵衛」に決定したことが10日、発表された。主人公は、“秀吉に天下を取らせた男”といわれ、生涯五十数回の合戦で一度も負けを知らなかった戦の天才、黒田官兵衛。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という三英傑それぞれに褒めたたえられた天才軍師を主人公に、戦国時代という乱世の終焉(しゅうえん)を壮大に描く。主演に決定したV6の岡田准一が、その意気込みを語った。
岡田 歴史が大好きで、もともと学校の歴史の先生になりたかったぐらい歴史が好きなんですが、その中でも戦国時代が本当に大好きで、このお話を頂いたときは、身が震えるような思いで、この時代を演じさせていただけることを、とても光栄に思っております。今後どんどん他の役者の方も発表されていく中で、三英傑の役者の皆さんや、スタッフの皆さんと、この時代を生き抜いて、精いっぱい演じさせていただく時間がくるのを、とてもワクワクしています。たくさん教えていただきながら、自分もこの時代を精いっぱい生き抜いていけたらいいなと思います。
岡田 多面的な方だなと思っています。1人の妻を愛し続けたという面もあれば、最強のナンバー2といわれ、出来過ぎるがゆえに秀吉に恐れられた一面もある。戦国時代は、求められる能力が途中で変わった時代だと思います。他の国を侵略していく中で、いろいろなものの形が変わり、武将としての能力の求められ方が変わっていくことが、とても面白い時代だと思います。その中でも両方を経験しながら秀吉を支えていく、すごく面白い魅力的な人物だと思います。人間味のある黒田官兵衛を演じられればいいなと思っております。
岡田 中井貴一さんの「武田信玄」がすごく思い出に残っています。お話を頂いてから、誰にも話せなかったので、不思議な気持ちで今日まで過ごしました。今日で家族や親族に話せるので、本当に喜んでもらえると思います。
岡田 大河ドラマは1年間通して見せていくものなので、人物をすごくしっかりと見せていくことができることがとても魅力的だと思いますし、今回の作品は、皆さんが一度は耳にしたことがある人物が出てくるので、家族でじっくり見ていただける作品になればいいなと願っています。いろいろな事件が黒田官兵衛の時代に起こりますので、「実はこうだったのか」とか、「こんな人間関係があったのか」とか、歴史をあらためて知ってもらえるきっかけになるのではないかと思います。
岡田 黒田官兵衛に関してそんなに明るくないですが、逸話がたくさんある方です。家康に褒められ握手を求められた息子に対して、「おまえの反対の手は何をしていたんだ、その手で殺せただろ」という言葉を残しています。そういういろんな面があるのが、演じる上で楽しみです。人間性が豊かな人物ですし、人と人との関係性や、とりわけ戦国時代は、後の美しい日本をつくる上での礎となった時代でもあるので、その美しさの伝わる、日本人でよかったと思えるようになればいいなと思います。
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