【軍師官兵衛インタビュー】高畑充希 「将来はこんな奥さんになりたいと思います」 黒田長政の妻・糸役で初の大河ドラマ出演

2014年8月26日 / 15:08

 NHKで放送中の大河ドラマ「軍師官兵衛」で、黒田官兵衛(岡田准一)の長男長政(松坂桃李)の妻、糸を演じている高畑充希。糸は長政とは仲むつまじい夫婦生活を送るが、世継ぎの男子が産まれず、後には徳川家康(寺尾聰)との結び付きを強めるために黒田家から離縁されるという激動の生涯を送る。大河ドラマはもとより、時代劇にも初挑戦となった高畑が、戦国の夫婦の愛と悲哀を語る。

 

黒田長政の妻・糸を演じる高畑充希

-大河ドラマには初めての出演ですね。

  連続テレビ小説の「ごちそうさん」でNHKに初出演した時「いつかは大河ドラマにも出たい」と思っていましたが、まさかこんなに早いとは。じゃじゃ馬で、言いたいことを言って黒田家をかき乱すような、朝ドラとは全然違う役を任せようと思ってくださったことがうれしくて、飛び付きました。

-時代劇にも初挑戦ですね。

  時代劇って言葉が特殊ですし、時代の空気感とか起きている出来事などがすごいので、セットや衣装に見合うパワーでせりふを話したり、リアクションしたりする方が逆になじむし、リアルだったりすると感じました。いつもとは違う感覚なので、とても勉強になります。

-糸が嫁いだ黒田家の雰囲気はいかがですか。

  女性のパワーが強い家だと思います。私は途中から黒田家に入ったので、(しゅうとめ役の)中谷美紀さんがすごく気を遣ってくださいました。中谷さんの所作や品の良さを間近で見ていてすてきだなと思うので、こっそり盗もうと思っています。中谷さんの演じる光(てる)とは嫁しゅうとめの関係ですが、ぴりぴりとした感じは一切なくて、親子か姉妹のような感じです。糸が好き勝手なことを言っても、光さんもかつてそういう女性だったので「しょうがないわね」という目で見てもらえます。黒田家はうじうじしている男性に女性が「しっかりしなさい」と言うような家ですから。糸も“光2世”みたいになればいいかなと。

-戦国時代の結婚は現代とはずいぶん違いますが。

  (現代では)会ってすぐに結婚とかは考えられないし、感情移入もしづらいと思います。でも説得力が欲しかったので、違和感がないようにしたいと監督に相談しました。それで細かい目配せをしたり、いろいろと工夫をしています。でも台本での長政と糸はだんだんバカップルみたいになっていくんです(笑)。いつ誰が死ぬかも分からない戦国時代の雰囲気の中で、長政と糸のシーンは視聴者の方がほっこりするようなシーンになればいいなと思います。滑稽でもいかにかわいく見えるようにするかが課題です。(長政役の)松坂(桃李)さんとは「本気でやった方がばかっぽく見えるので本気でやろう」と話し合っています。

-長政の魅力は?

  とても真っすぐで不器用な人。でもみんなが助けたくなる人です。糸も真っすぐだから、真っすぐな二人が一生懸命いい夫婦になろうと協力し合っている。最終的には(離縁されて)引き離されてしまうので、その時には視聴者の方に「あんなに仲が良かったのにかわいそうに」と思ってもらえるように演じています。収録の合間に「どうせ捨てられる」って冗談めかして言うと、松坂さんは「やめてくれよ」って(笑)。二人のシーンは、落ち込んでいる長政を糸が励ますシーンが多いです。男の人が落ち込んだらこういうふうに励ませばいいんだってすごく勉強になります。糸はすごくツンデレで、まず「それじゃ駄目」と1回つぶして、その後で持ち上げるみたいなところがあります。男の人にはそれが効くんですね。当時の女性が旦那さんに掛ける言葉の力強さはすごいです。将来はこんな奥さんになりたいと思います。

-離縁させられることについてはどう思いますか。

  理不尽だと思います。今はいい時代です。

-岡田准一さんの様子はどうですか。

  ストイックです。せりふの量は圧倒的に多いのに全部入っている。かっこいい。ただその反面、ちょっと“構ってちゃん”なのかなと思ったりもします。かっこいいし、かわいらしい、そんな人だと思います。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】2月前半の公開映画から『ほどなく、お別れです』『クライム101』『ブゴニア』

映画2026年2月21日

『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)  就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(12)道明寺天満宮と歴史の英雄たち ~野見宿禰、白太夫、そして道真~

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。     ▼相撲 … 続きを読む

小林聡美、名作ドラマ「岸辺のアルバム」 舞台化は「今の時代も共感できる」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第6回「兄弟の絆」 序盤の集大成となった小一郎必死の説得【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年2月17日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。2月15日に放送された第6回「兄弟の絆」 … 続きを読む

名取裕子「“ぜひ友近さんと”とお願いして」友近「名取さんとコンビでやっていきたい」2時間サスペンスを愛する2人が念願のW主演『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』【インタビュー】

映画2026年2月16日

 「法医学教室の事件ファイル」シリーズを始め、数多くの2時間サスペンスで活躍してきた名取裕子。そして、2時間サスペンスを愛する人気お笑い芸人の友近。プライベートでも親交のある2人が、“2時間サスペンス“の世界観を復活させた『2時間サスペンス … 続きを読む

Willfriends

page top