岡田准一、官兵衛最大の見せ場“中国大返し”を全う W杯日本代表にエール「自分たちのサッカーを」

2014年6月20日 / 19:02

 黒田官兵衛の長男・長政を演じる松坂桃李

 NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で、黒田官兵衛(岡田准一)が鋭い知略により成し遂げた歴史的名場面“中国大返し”の大規模ロケが行われた。

 5月に山梨で行われたロケでは、長い幽閉から生還し、生まれ変わった官兵衛と息子の長政(松坂桃李)が大軍を率いて激走する“中国大返し”の行軍シーンを収録。

 岡田は12騎の騎馬、足軽やふんどし姿の農民兵を演じる100人近いエキストラと共に、ナイトロケではたいまつを手にした大軍を率いた。

 ロケを終えた岡田は「官兵衛にとって一番の功績であり有名な場面なので、これだけの規模によるロケで撮影することができてとてもうれしいです」と充実感をのぞかせた。

 ナイトロケについても「大軍が本気で走る様子は、馬の息遣いまで感じられる映像になっていると思います。官兵衛がこのときどう動いたかがその後の日本を大きく動かすことになるので、監督とせりふ一言一言までシビアに話し合いました」と自信をみなぎらせた。

 “中国大返し”の魅力については「この距離をこの日数で、何万人という規模で走り込み、途中たいまつや炊き出しを手配し、その後戦うことも考えて移動させる段取りを組んだのは本当に大変なことです」と語り、「今持つ財を全てなげうってでもこの瞬間に懸けた、天下を目指す男たちのエネルギーに興奮します」と歴史好きの一面も披露。

 戦況を把握し、自身のすべきことにいち早く気付いて豊臣秀吉に天下を取らせるべく行動する官兵衛の知略について「官兵衛の軍師としての最大の功績はここにあると思います」とアピールした。

 岡田は「“中国大返し”から柴田勝家を討ち果たして秀吉が天下を取るまではまさに激動の展開です。軍師としての官兵衛が見える場面ですし、それぞれの務めを果たす家臣たちの成長も描かれ、とても大切なシーンだと感じながら現場にいました」と振り返った。

 今後の展開にも「このトップギアの官兵衛を演じ切ったことで、次の段階の官兵衛につながっていく手応えを感じています。歴史の可能性や面白さを感じさせる出来事なので、見逃さずに楽しんでいただけたらうれしいです」とファンに呼び掛けた。

 一方、今回のロケで本格的な乗馬シーンに初挑戦した松坂は「ロケでの乗馬は気持ち良かったです。かっちゅうを着けて、武士として馬で駆ける中で、その時代を生きているという実感を得ることができました」と感想を語った。

 乗馬シーンは当初は代役を使う予定だったが、練習の結果松坂自身が挑戦することになった経緯を明かし「自分の乗馬技術はまだまだだと実感しましたが、父上(岡田)に早く追い付きたいという思いになりました」と収録を振り返った。

 また、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会を戦う日本代表に向けて岡田は「4年に1度、毎回必ず楽しませていただいています。大河ドラマでは侍役を演じていますが、みんなで日本を応援しながら盛り上がって、現場でも大きな力を頂いています。自分たちのサッカーができることを願っています」とエールを送った。

 松坂も「特に同じ年生まれの内田(篤人)選手や吉田(麻也)選手の活躍に期待しています!」とメッセージを送った。


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