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放送は毎週土曜、午後9時から(再放送は翌週土曜、午後4時30分から
放送中のNHK大河ファンタジーの新シリーズとなる「精霊の守り人 悲しき破壊神」。前シリーズから成長し、新ヨゴ国の皇太子となったチャグムを演じた板垣瑞生が「初めて尽くし」の撮影の楽しさ、周囲に影響を受けて自身が成長しているという実感、目指す役者としての形などを語った。
日本発のファンタジー大作「精霊の守り人」シリーズを4K実写ドラマとして3年間にわたって放送しているこの作品は、前シリーズから4年後、お尋ね者となった女用心棒バルサ(綾瀬はるか)とチャグムの別れ別れとなった2人のそれぞれの冒険を描く。
約5カ月ぐらい、今までで一番長い撮影でした。大きな作品に携われるのは光栄なことだと思ったし、ファンタジーというものに触れたことがなかったので最初は自信がありませんでした。台本をもらうまでまったく想像がつかなくて、監督やいろいろな人と話してチャグムを作っていった感じです。監督からは“皇子らしさ”も必要だけど、それより“チャグムらしさ”というものをもっと出してほしいと言われました。「チャグムは冒険活劇の主人公のような少年だから、そこをよろしくね」と。
読ませていただいた原作小説に忠実かと言われたら分からないけれど、僕がやったチャグムはいろいろなものに好奇心があっていろいろな人に触れて、感情が豊かな少年だと台本を読んでも感じました。僕も最初はずっとつらい役だと思ってその気持ちを引きずっていたけど、実はそうじゃなくて…というところがドラマの中に出ています。もちろんつらい人生を背負ってはいるけれど、いろいろなものへの好奇心とバルサにもらった力で、国を、民を救いたい気持ちがすごく強い少年。つらいところはやっぱりつらいけど、それを乗り越える強い心もあったのかなと思います。
お会いしたことがないので分からないけれど、前のシリーズを見て(颯くんの演じたチャグムは)どこまでも人が好きなんだなと思いました。お父さんに殺されそうになっても悲観せず、バルサが好きな気持ちがなくならない。人が好きな気持ちをずっと持っている子なんだと思いました。このシリーズでは新しい友だちができたり、ストーリーがいろいろと広がっていくところを大切に演じています。周りのみなさんからは、「チャグム大きくなったね」と言われました。そりゃあ、前シリーズに比べたら大きくなってますよね(笑)。
──疲れてしまうほどのアクションだと綾瀬さんが話されていましたが、チャグムのアクションはいかがでしたか。アクションは初挑戦で、武術の経験もないし、サッカーと水泳しかやったことがないので戸惑いました。でもやり終わってすごく楽しかったです。アクションがあった日は終わってぶっ倒れました。よく分からないけど、すごく集中するから死んだように寝るというか…。馬に乗るのも初めてで、今回は初めて尽くし。馬って本当にすごいんです。テストではあまり動かなくてこっちがも困惑するくらいなのに、本番になるとルートを覚えているのか勝手にビシバシ動いちゃう。馬に支えられた部分がすごくありました。乗馬も楽しかったし、何をやっても楽しい現場でした。
ラストシーン、逃げるときにバシャバシャ川を渡っていく撮影を5月ぐらいに山奥でしたんです。生まれて初めて、川ってこんなにヤバイんだって思いました(笑)。雪解け水が流れてくる川を渡って、そのままアクションをするんですけど、寒いというよりとにかく痛い。初めて雪解け水というものを体験して、体の感覚がなくなって…、でもそれも楽しかったです。この話をできることが幸せです。この(ドラマの)撮影に入ってから、日本にこんなところがあったんだ!という神秘的な場所をたくさん知って、どこに行くのも楽しかったです。
僕自身のことでは、人と話せるようになりました(笑)。撮影に入ってから(内容的に)ずっと一緒にいるヒュウゴ(鈴木亮平)さん。最初はトーサ(伊武雅刀)さんともヒュウゴさんとも話せなかったけど、役を通じて素晴らしい人なんだ、こういうところがすごい人なんだと、いろいろなことを養分というか栄養として吸収して…。チャグムとしても僕自身、人間としても栄養をいただいて、成長できたというより、成長しちゃったという感じですね(笑)。

鈴木亮平演じるヒュウゴ(左)とチャグム
どういう役をやりたいというのは今はまだなくて、これからもないのかもしれません。どんな役でもやってみたい。全然違う作品も楽しい。この撮影に入って、先輩の役者さん全員そうだけど、その役の責任を背負ってやりきっていると感じました。僕は役者として責任を負うことができる役者になりたいとずっと思っています。これからも目指していきたいです。このシリーズで役者さんやスタッフの方にいろいろなものをいただいて全力で挑んでぶつかったし、やりきったと思う。役としてもいろいろな方にいただいた養分をもとにして、次のシリーズでも全力でぶつかっていきたいと思っています。
<プロフィール>
板垣瑞生(いたがき・みずき)
2000年生まれ、東京都出身。14年、映画『闇金ウシジマくん Part2』で俳優デビュー。15年、『ソロモンの偽証(前後編)』に出演。俳優だけでなくボーカルダンスユニット「M!LK」としても活動中。
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