【花子とアンインタビュー】 石橋杏奈「朝市さんは一生懸命で誠実な方。報われて良かったです」 花子の幼なじみ朝市と結婚するちづ江役

2014年10月15日 / 13:43

 NHK連続テレビ小説「花子とアン」のスピンオフドラマ「朝市の嫁さん」(10月18日放送)で、幼なじみの花子(吉高由里子)への思いがかなわなかった朝市(窪田正孝)が結婚するちづ江を演じる石橋杏奈。結婚に不安を抱いたちづ江は東京に花子や英治(鈴木亮平)らを訪ね、朝市の歴史を知ることで結婚への決意を固める。NHKのコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」では多才なコメディエンヌぶりを発揮している石橋が、大ヒットドラマに参加したトキメキを語る。

 

朝市と結婚するちづ江を演じた石橋杏奈

-「花子とアン」はどんなふうに感じていましたか?

 英語が出てくるなど、新しいなという印象でした。本編では朝市が花子に結婚の報告に行くところが描かれていますが、実はそこに私がついて行っていたという裏設定があったんです。

 

-ちづ江役のお話を頂いた時の気持ちは?

 大役で不安もありましたが、こんな面白い作品に参加できるといううれしさもありました。

 

-ちづ江の魅力は?

 自分が思っていることを思うまま話してしまうところが魅力です。26歳の女性ですが、自分の思いに正直に行動するところがあるんですよね。

 

-朝市は女性から支持されているキャラクターです。実際、役を通して朝市に接してみて、どこが魅力だと感じましたか?

 とても一生懸命で誠実な方。でも喜怒哀楽もちゃんとあるのに誠実さにぶれがないところがすごい。朝市さんみたいなタイプは好きです。朝市が報われて良かったし、すてきです。

 

-甲州弁はどうでした?

 方言指導の先生に付きっきりで教えていただきました。最後の方は自分の言いたいことも甲州弁で言えるようになりました。花子さんは「教えてくりょう」と言っているのですけど、ちづ江は「くれちゃあ」。先生は「花子とちょっと変えてみました」とおっしゃっていました(笑)。そこも楽しみなところだと思います。

 

-撮影時のエピソードがあれば。

 最初のころの撮影で、みんなが「パルピだ」って言っていたんです。私は分からなくて黙っていたら、パルピテーションのことでした。ときめくシーンだったようです(笑)。

 

-視聴者にはコントでの印象が強いと思いますが、そこでの経験で女優としてできるようになったことはありますか?

リハーサルと本番の2回しかやらなかったりするし、5分ほどで全体のストーリーを表現する必要もあったりするので、気持ちが入りやすくなりました。芸人さんはリハでやらないことを結構本番でやってくるので、集中力もつきました(笑)。コントは間が一番大事で、相手の芝居を感じると自然に間ができる。コントでそのことを学べたのは大きかったです。

 

-窪田さんとのコンビネーションにはどんな工夫をしましたか?

 監督から「窪田さんは本当に良いお芝居をする役者さんですから、撮影前日まではじっくり台本を読んで考え、当日は窪田さんのお芝居を体で感じて演じてほしい」と言われていました。それを意識したことで、お芝居を(的確に)感じられていたような気がします。

 

-熱狂的なファンを生んだドラマなので、スピンオフも注目されていますね。

 いろいろ本編とつながっていますし、醍醐さん(高梨臨)と吉太郎さん(賀来賢人)との明かされなかった部分も出てくると思います。本編のような感覚で楽しめるので、皆さんの期待を裏切らない作品になっていると思います。

 


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

香川照之「僕の中では6人全員にモデルがいました」「連続ドラマW 災」【インタビュー】

ドラマ2025年4月4日

 世界が注目する監督集団「5月」が仕掛ける完全オリジナルのサイコサスペンス「連続ドラマW 災」(全6話)の放送・配信が、4月6日(日)からWOWOWでスタートする。主演の香川照之が演じるのは、人に“災い”をもたらす“ある男”。姿を変え、口調 … 続きを読む

【週末映画コラム】壮大な“時間旅行”を定点観測で描く『HERE 時を越えて』/チームワークを旨とした戦争冒険映画『アンジェントルメン』

映画2025年4月4日

『HERE 時を越えて』(4月4日公開)  地球上のある場所。恐竜が闊歩(かっぽ)する時代が過ぎ、やがて氷河期を迎え、その後オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。やがてその場所に家が建てられ、幾つもの家族が入居しては出ていく。  194 … 続きを読む

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

 突然町に現れ、いわくつきの物件でバーを開店した白髪の女性と町の人々との不思議な交流を描いたファンタジー映画『アンジーのBARで逢いましょう』が4月4日から全国公開される。本作で主人公のアンジーを演じた草笛光子に話を聞いた。 -まず、出演に … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

 田中圭を主演に迎え、若村麻由美、門脇麦、高畑淳子ら豪華共演者で贈る舞台「陽気な幽霊」が5月3日から開幕する。本作は、20世紀を代表する劇作家ノエル・カワードによるウェルメイド・コメディー。1945年にはデヴィッド・リーン監督により映画化も … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

 3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『 … 続きを読む

Willfriends

page top