エンターテインメント・ウェブマガジン
2024年の大河ドラマ「光る君へ」の合同取材会が行われ、主人公の紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子が登壇した。本作は、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた一人の女性の人生を描く。(以下、一問一答)

吉高由里子(写真提供:NHK)
半年というのはこんなにあっという間なのかという思いです。民放のドラマだったら2本目に入っているんだな、もう終わる頃なんだなと思うと、一つの作品をとても長い期間でやっていることを改めて実感しました。
セットの制作を担当する美術スタッフのプロフェッショナルなお仕事をすぐ近くで目の当たりにすると、もし平安時代に自分がタイムスリップしたら、どうなっているんだろうと、毎日妄想が膨らみます。御簾(みす)など、目にしたことのない調度品もたくさんあって、半年たった今でも視界が毎日新鮮で楽しいです。
私は左利きなので、右手で筆を持つシーンになるとやっぱり緊張します。最初からさらさらと書けるわけではなく、書き始めは右手が震えたりもします。シーンを撮影する前に30分ぐらい時間を頂いて、練習してから本番に入ります。文字が主役のドラマでもあるので、そこはすごく丁寧に練習をして、丁寧に演じています。
紫式部という人は、これだけ世界中の人に知られているのに、彼女自身については誰も何も知らないという不思議な存在だと思っていました。当時の記録がほとんど残っていないので想像してみるしかないのですが、じっくりと人を観察することに長けた人物なのかなと思います。私がこの役をやると発表されてから、「光源氏は誰がやるの?」とよく聞かれますが、「違うの。その話ができるまでのお話なの」と答えています 。ちょっと太文字で、記者の皆さんからお伝えしていただけたらなと思います。
そうですね。3分の1が終わったとはいえ、あと丸々1年はあるみたいです。何ごともなくこの作品を無事に乗り切りたいと思っています。それから撮影をしながら気付いたのですが、着物は、毎日毎日着るたびに自分の肌の形に合ってくるみたいなところがあって、どんどんとなじんでくる。着物を育てていく日々が楽しみです。
大石先生の脚本は非常にパワフルで情熱的で、1行1行のインパクトが強いなと思いました。会話劇でも、次の1行を読んだら前の1行とは全く逆の気持ちを言っていたりとか、感情の起伏がすごく情熱的に書かれているなと思いましたし、まひろには、大人のようで子どもの部分もあったり、甘えたいのに甘えられない葛藤もあったりして、ずっと肩に力を入れて、自分を抑え込みながら生きているような感じがします。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む