吉高由里子&柄本佑「平安時代も現代も、心の感覚は変わらない」2024年大河ドラマ「光る君へ」初回試写会

2023年12月11日 / 17:05

 12月11日、2024年の大河ドラマ「光る君へ」の初回試写会がNHK局内で行われ、主人公・紫式部を演じる吉高由里子、藤原道長役の柄本佑、脚本家の大石静氏が会見に出席した。

 「光る君へ」の主人公は、千年の時を超える大ベストセラー、「源氏物語」の作者・紫式部。彼女は藤原道長(柄本)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語だ。

 その幼少期と藤原道長との出会いを描いた第1回「約束の月」の試写終了後に登壇した吉高は、2022年3月にオファーを受けたと前置きした後、「今日までがアッという間。いよいよ一カ月切っていると思うと、ドキドキワクワク。血が出そうなぐらい緊張もするし、楽しみでもあるし、いろんな感情が入り乱れています」と心境を吐露。

 「お話を頂いたのが、去年の5月ぐらい」という柄本は、「クランクインが今年の5月末。もう半年も経って、まだ始まってなかったんだ、みたいな気持ち。とっても不思議なふわふわした感覚」と語った。

 2021年夏にオファーを受けた大石は、「頭の中が平安で、現代の小説は全く頭に入ってこないくらい平安時代の人になって、この作品に賭けてきました」と本作の執筆に没頭している様子。

吉高由里子(C)エンタメOVO

 続けて大石は、「この2人(紫式部と藤原道長)は、最後まで赤い糸の因縁で結ばれていく。それだけでなく、藤原三兄弟の骨肉の出世争いや、道長の父・兼家(段田安則)のイチかバチかのクーデター、生々しい権謀術数など、男の政の世界もたくさん出てくる。ラブラブな話ばかりではない」とアピールし、濃密な人間ドラマを期待させた。

 撮影が進む中で感じた役の印象を尋ねられると、吉高は「お父さん(藤原為時/岸谷五朗)との亀裂が生まれ、許せない気持ちと、どうしようもない自分がいて」と複雑な内面を抱えている様子。とはいえ、現在撮影が進む中では「そこから少し成長して、自分のこともお父さんのことも許せて、前進していっている最中。自分のことも理解し始めたんじゃないかなと。やるべきこと、自分の使命は何なんだろうと、模索しているところ」と成長をうかがわせた。

 一方の柄本は、兼家の三男に当たる道長のキャラクターについて「割とゆったりとしたのんびり屋。兄2人が政治に向かって行って、僕はそこまで出る幕はないのかなと思いながら、でも、引いて見ているある種の頭の良さもあったりして」と分析。とはいえ、歴史に名を残す権力者になっていくだけに、「あれよあれよという間に政治にかかわっていき、偉くなっていく」のだという。ただし、人間的な葛藤もあるらしく、「本当の自分というものと、家を守らなければいけないというところとの、自分の中でのせめぎあいみたいなことがあったりするのかなと」と期待を寄せた。

 また、平安時代と現代の共通点を、「心の感覚が本当にずっと変わらないんだなと思う」という吉高の意見に柄本も賛同し、「気持ちの面というのは、平安時代を意識するというよりは、むしろ今の繊細な感覚みたいなものに向き合っていった方が、変に「平安時代」とかって考えるより、世界に入っていける」と告白。

柄本佑(C)エンタメOVO

 さらに、平安時代を描くことについて大石は、次のように意気込みを語った。

 「戦国時代の集団で殺し合いをするのが潔い時代なのだと、明治維新で富国強兵に向かうときに国民の意識をそちらに向けた。『武士の世界こそ潔い』みたいになってきたことへの一つの反発として、平安時代は、死刑は行わないとか、話し合いで乗り越えていこうというとても知的な時代であって、国風文化も栄えたいい時代だったということを強調したい。『今までの皆さんの感覚、本当にそうなの?』ということを、この一年で問いかけたい」

大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日放送スタート。初回は15分拡大版となる。


芸能ニュースNEWS

日曜劇場「GIFT」「昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実」「毎週、伍鉄さん(堤真一)の言葉に胸を打たれる」

ドラマ2026年5月4日

 日曜劇場「GIFT」(TBS系)の第4話が3日に放送された。  本作は、パラスポーツの車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく。暗闇 … 続きを読む

「田鎖ブラザーズ」疑惑の“津田”ずん飯尾とつながる人物が判明 「意外なつながりに鳥肌が立った」「歩けるんだ」

ドラマ2026年5月3日

 岡田将生が主演するドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系)の第3話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、2010年4月27日に殺人事件の公訴時効が廃止されたにもかかわらず、わずか2日の差で両親殺害事件の時効を迎えた田 … 続きを読む

「タツキ先生は甘すぎる!」“タツキ”町田啓太の過去に胸が痛い 不登校に向き合う姿に「親あるあるでつらい」「親だって親初心者」

ドラマ2026年5月3日

 町田啓太が主演するドラマ「タツキ先生は甘すぎる!」(日本テレビ系)の第4話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、学校に行きたくない子どもたちが安心して過ごせる居場所“フリースクール”を舞台としたヒューマンドラマ。 … 続きを読む

柳沢慎吾の独演会「カ・イ・カ・ン…」も披露 『セーラー服と機関銃』先行上映会

映画2026年5月1日

 5月1日から角川シネマ有楽町で開催される「角川映画祭」の目玉作品の1本である『セーラー服と機関銃 4Kデジタル修復版』先行上映会&緊急舞台あいさつが、4月30日に同所で行われ、出演者の柳沢慎吾が登壇した。  薬師丸ひろ子が演じる主人公・星 … 続きを読む

「君が死刑になる前に」「一つの作品で何度もタイムスリップするのって面白い」「つじつま合わせが大変そうなところが面白い」

ドラマ2026年5月1日

 「君が死刑になる前に」(読売テレビ・日本テレビ系)の第5話が、30日に放送された。  本作は、7年前にタイムスリップした琥太郎(加藤清史郎)、隼人(鈴木仁)、凛(与田祐希)が、過去と現在の2つの時代を舞台に事件の隠された真相を追う、完全オ … 続きを読む

page top