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土屋太鳳が主演する新春ドラマスペシャル「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~」が、7日午後8時からテレビ東京系で放送される。本作は、瀬尾まいこの小説『優しい音楽』を、岡田惠和が脚色してドラマ化。鎌倉を舞台に、偶然出会った男女が、それぞれの忘れられぬ過去に向き合い、新たな一歩を踏み出すまでの「再生」を描いたヒューマンドラマだ。さまざまな事情を抱えた女子大生の主人公・千波を土屋が演じ、千波に一目ぼれをする永居タケルを永山絢斗が演じるほか、千波の父・雅志を仲村トオル、母・桂子を安田成美、タケルが勤める造船所の社長・広木を佐藤浩市が演じる。千波役の土屋に、撮影時の裏話や永山の印象、作品を通して伝えたいことなどを聞いた。
すてきなお話に出会えて、うれしかったです。内容的にはすごく悲しくて胸が締めつけられる部分もあるのですが、岡田さんの脚本が、柔らかくて優しい言葉で会話劇が繰り広げられているので、そのアンバランスさも含めて、楽しんでもらえる作品になっていると思います。
千波ちゃんの家族にある出来事が起きて、すれ違いが起きてしまう、その日常の中にあるむなしさや悲しさみたいなものが、今の時代にマッチしているなと思いました。今は戦争がなくて幸せで、何でもあって、いい時代だと言われていても、自分は夢がかなうのだろうかとか、自分は幸せになっていいんだろうかとか、不安を抱えている人がたくさんいると思うので時代に合っているなと感じました。
千波ちゃんは、悲しいことがあったからこそ、きちんと正面から向き合いたいという素直さを感じる女の子だなと思います。タケルさんの言葉の一つ一つに、いろんな感情を持って表現をすることを大事にして、一つのせりふも逃さないぞ、という気持ちで演じています。
千波ちゃんの家族に起こった出来事は、もしかしたら、自分も命をどうしていたか分からないなと思うぐらい、大きな出来事だったと思います。私自身も千波ちゃんと同じように家族が大好きで、家族がいるからこそ、今の自分がここにいるという気持ちが大きいので、その部分はすごく共感できるなと思いました。
家族とのシーンや、タケルさんとお互いの思いをポロポロッと言い合うシーンは、特に注目してもらいたいなと思います。
永山さんとは初共演だったのですが、無理をしない自然な方だなと思いました。撮影の合い間には、お互いのきょうだいの話やお酒の話をして、よく笑い合っています。永山さんとお兄さん(永山瑛太)の出来事だったり、ドキュメンタリー番組を撮りにいったときのお話が、伝説になりそうな面白いエピソードばかりで、とても楽しいです。
昨年、声優を担当させていただいたアニメ映画『アイの歌声を聞かせて』が公開されたのですが、コロナ禍で宣伝がほとんどできなかったこともあって、一度は上映を終了しようとしていた映画館が、口コミによって上映回数を増やしてくださることになって。映画を見た方々が「作品を見てほしい」とツイートしてくださったので、私はお会いしたことがなくて顔が見えないのですが、同じ気持ちを感じられたことに、すごく絆を感じました。
映画2025年8月21日
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。数々の戦場を潜り抜け、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間を救い、戦後は「復員輸送艦」として外地に取り残された約1万3千人を日本に送り返した。その史実に基づき、太平洋戦争から戦後、さらに現代へとつなが … 続きを読む
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昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む
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TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む
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