エンターテインメント・ウェブマガジン
波乱の人生を歩む直虎(柴咲コウ)を幼い頃から見守ってきた母・祐椿尼(財前直見)が、井伊谷の人々に見守られながらこの世を去った。若い万千代(菅田将暉)や万福(井之脇海)が徳川家康(阿部サダヲ)の下で活躍する一方、これまで直虎を支えてきた人物が1人また1人と姿を消し、物語はラストスパートに突入しつつある。終盤を迎えた今、主演の柴咲に改めてこれまでを振り返ってもらった。
城主の頃は、頑張った方がいい役だった、そのためだと思います。自分のことをよく“スネ夫タイプ”と言っているのですが、私は本来、リーダーシップを取るような人間ではありません。だから、素質はないけど、頑張ってリーダーをやらなければいけない直虎という人物に、そういう性格的なものがうまく生かされたのかなと。その分、城主を降りた後、気楽になったことは確かですし、土にまみれた農民の格好も安心感があって、ニュートラルでいられます。その一方で、近藤(康用/橋本じゅん)さんにうまいことを吹き込んで材木を調達させたりするあたりは、本来の自分の性格に近いので、よりそういうふうに見えるのかもしれません。
本当は戦いたくないのに、なぜ戦(いくさ)が起きるのだろうという思いを抱えたまま、城主の座にいなければならない。ずっとそういう矛盾を抱えながら生きてきたので、やっと解放されるという安堵感があったのだと思います。スポーツ選手に似ているという意味では、戦わなくても済むというホッとした気持ちの一方で、ちょっとしたむなしさみたいなものも感じていたのではないでしょうか。
南渓和尚(小林薫)が「片方の翼」と呼ぶほどかけがえのない存在だった政次(高橋一生)を失って、弱っていた時期を支えてくれたのが龍雲丸でした。さらに直虎から見れば、龍雲丸には何ものにも縛られない風のような自由さがある。土地を愛し、その土地に根付いて生きている自分にはない部分に引かれたんだと思います。
その土地に暮らす人々への愛があったからでしょう。もし、一緒に行くことができれば、別の土地で新しく作物を作ってやっていける人だとは思います。ただ、その土地に根付いている人たちを愛し、そのことに責任を持って生きている人だから、それがなくなると自分の支えも失ってしまうに違いありません。私自身とは全く違いますが…。私はどちらかというと一カ所に止まれないタイプで、引っ越しばかりしているので(笑)。
ドラマ2026年9月26日
9月28日から2026年後期連続テレビ小説「ブラッサム」が、NHKで放送開始となる。主人公は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした葉野珠。彼女が苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人 … 続きを読む
映画2026年9月25日
『ハート・オブ・ビースト』(9月25日公開) かつて陸軍特殊部隊で生死を共にした退役軍人のジェームズ(ブラッド・ピット)と、元軍用偵察犬で義足のオーディン。戦場を離れた現在も、彼らは相棒として深い絆で結ばれていた。 ところがアラスカ上空 … 続きを読む
映画2026年9月24日
十三代目市川團十郎白猿の襲名と八代目新之助の初舞台を正面から捉えた、三池崇史監督のドキュメンタリー映画『襲名』が、9月25日から全国公開される。映画の公開を前に、團十郎、新之助親子に話を聞いた。 -まず、映画を見て感じたことから伺います。 … 続きを読む
映画2026年9月18日
横溝正史原作の名作ミステリーが、令和の時代によみがえる!これまで繰り返し映像化されてきた『八つ墓村』が装いも新たに映画化され、9月18日から全国公開となる。 岡山県の山奥にひっそりとたたずむ八つ墓村で起きる連続殺人の謎に、名探偵・金田一 … 続きを読む
映画2026年9月18日
沖田修一監督が、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性の人生が交差していく様子をオリジナルストーリーで描いた『さとこはいつも』が、9月18日から全国公開。本作で、35歳の沙都子を演じた有村架純、55歳の里子を演じた石田ひかり、 … 続きを読む