報知映画賞、『舟を編む』『凶悪』が3冠  主演男優賞に松田龍平、「石井裕也監督のおかげ」

2013年12月18日 / 18:22

「第38回報知映画賞」受賞者たち

報知新聞社制定の「第38回報知映画賞」の表彰式が18日、東京都内で行われ、主演男優賞を受賞した松田龍平、主演女優賞の真木よう子、助演男優賞のピエール瀧、助演女優賞の池脇千鶴、新人賞の吉岡竜輝ほかが出席した。

 作品賞・邦画部門に選ばれた『舟を編む』は、出演した松田の主演男優賞、池脇の助演女優賞で3冠を獲得。同じく『凶悪』も、ピエールの助演男優賞、池脇の助演女優賞、白石和彌監督の監督賞で3冠となった。そのほか、作品賞・海外部門に『42~世界を変えた男~』が選ばれた。

 松田は「撮影中に石井裕也監督の言うことを何も聞かず、思うところをぶつけてそれを受け止めてくれた監督のおかげで賞を頂けたのだと思います」と喜びのスピーチ。花束贈呈のゲストとして登壇した共演のお笑いコンビ・ピースの又吉直樹は「10年ぶりぐらいにご一緒させていただいて、異常に背が伸びていて存在感がさらに増していた。一切連絡をくれないので、少しは僕にも愛が欲しい」と祝福した。

 『さよなら渓谷』での演技が評価された真木は「去年の夏にこの作品で素晴らしい出会いをして、それがなければ乗り越えられないとても過酷な役でした。このような形で評価されるのはこの上ない喜びです」と笑顔で語った。ピエールは「このような賞を頂き、正直困惑の部分が多いです」と素直な心境を語ると、花束を持って駆け付けたリリー・フランキーから「読者投票では(助演男優賞は)俺だったのに」と突っ込まれる場面も。

 『潔く柔く きよくやわく』を含め3作品での演技が評価された池脇は「賞のために映画をやっているのではないですが、こうして評価してもらえるのはやはり幸せだなと思います」とマイペースを貫き、白石監督と池脇の祝福に駆けつけた山田孝之は「2度も(登壇して)すみません。決して来年こそはと顔を売っているわけではありません」と笑わせた。

 


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top