第38回日本アカデミー賞の授賞式が27日、東京都内で開かれ、山崎貴監督の『永遠の0』が作品賞、監督賞、主演男優賞(岡田准一)など最多8部門で最優秀賞を受賞した。
岡田は『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞も獲得。男優が主演と助演の最優秀賞を同時受賞するのは、日本アカデミー賞史上初となった。
『永遠の0』は百田尚樹氏のベストセラー小説を映画化。現代の青年が、太平洋戦争の特攻で亡くなったゼロ戦パイロットの祖父の足跡をたどり、真相を知るまでを描いた。
ダブル受賞の岡田は「20年前からこの仕事をしていますが、怒られ続け、スタッフの皆さんにいろんなことを教えていただき、このような素晴らしい場所に立てるようになりました。感謝します」とあいさつした。
そのほか、主演女優賞は『紙の月』の宮沢りえ、助演女優賞は『小さいおうち』の黒木華。アニメ作品賞は『STAND BY ME ドラえもん』が選ばれ、外国作品賞は『アナと雪の女王』に贈られた。