石橋蓮司「“生前葬”みたいな雰囲気だった」 桃井かおり「余力があるうちに」

2020年3月10日 / 15:34

売れない小説家を演じた石橋蓮司

 映画『一度も撃ってません』完成報告会見が9日、東京都内で行われ、出演者の石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり、佐藤浩市、江口洋介、妻夫木聡、井上真央、阪本順治監督ほかが出席した。

 本作は、ちまたでは“伝説のヒットマン”とうわさされているが、実際はただの売れない小説家である78歳の市川進(石橋)を主人公としたハードボイルドコメディー。

 阪本監督の熱いラブコールを受け、18年ぶりに映画に主演した石橋は、共演陣の豪華さに驚いたそうで、「どうやってこの人たちを説得したんだろう。監督と製作部が『石橋蓮司さんの遺作になるかもしれない』と言って集めんたんじゃないかと思って。なので、撮影中はずっと“生前葬”みたいな雰囲気だった。どうも皆さん、長い間、いろいろお世話になりました」と冗談交じりに語って笑いを誘った。

 本作の発案者でもある桃井は「原田芳雄さんの最後の映画(『大鹿村騒動記』)を阪本監督が自力で撮ったのは、日本映画界でも一番いい話。ただ、死ぬって分かってからでなくて、元気なうちに、余力があるうちに力を発揮させてほしいってことよね」と経緯を明かした。

 続けて「これで蓮司が死ぬと、阪本さんと作品を撮ると死ぬ、ということになるから、蓮司は絶対に死ねないの」と“桃井節”で語った。

 一方、主演した感想を問われた石橋は「ちっともいいことがなかったです。主演といっても大事にされるわけではないし、撮影は一番朝が早くて、終わるのも一番最後。酒もあまり飲めない。二度とやりたくない」とボヤいて会場を沸かせた。

 映画は4月24日から全国公開。

『一度も撃ってません』完成報告会見の登壇者一同


芸能ニュースNEWS

「イイワル」“キング″間宮祥太朗と同世代の視聴者が「エモい」と反応 「平成に戻った気分」「『アゲハ蝶』はやっぱり神曲」

ドラマ2025年10月27日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、かつて鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“巧巳”橋本将生が堕ちていく姿が切ない 「幼なじみの絆が壊れていく怖い展開に息を飲んだ」

ドラマ2025年10月27日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第4話が、24日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「コーチ」「コーチする相手が毎回変わるからワクワク感が何度も味わえる」「今回は仮面ライダー対決だった」

ドラマ2025年10月26日

 「コーチ」(テレビ東京系)の第2話が、24日に放送された。  本作は、堂場瞬一氏の同名小説をドラマ化。警視庁人事二課から派遣された特命職員向井光太郎(唐沢寿明)の的確なアドバイスによって、悩みを抱えた若手刑事たちが刑事としても人間としても … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「豪華な俳優陣が誰一人として暇じゃない群像劇」「二階堂ふみのマイケル・ジャクソンが本番でも見られるかも」

ドラマ2025年10月23日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第4話が、22日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「新東京水上警察」”日下部”加藤シゲアキと“礼子”山下美月の関係が暗雲か… 「日下部と礼子の距離が離れていきそうな予感」

ドラマ2025年10月22日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第3話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

Willfriends

page top