岡田准一「一番の理解者でありたい」 木村大作監督の涙に“もらい泣き”

2018年9月28日 / 19:51

涙を拭う岡田准一(左)と背中をさする西島秀俊

 映画『散り椿』の公開初日舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、出演者の岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮と木村大作監督が出席した。

本作は、直木賞作家・葉室麟氏の同名時代小説を映画化。藩を追放された男(岡田)が、妻の最期の願いを胸に権力に立ち向かう姿を描く。

 満席となったこの日の会場。木村監督は始めに両手を挙げて「ワー!」と喜ぶと、「泣きそう。今日は本当にありがとうございました。来年80歳になる男が皆さんを見て感動しています」と声を詰まらせながらあいさつした。

 そんな木村監督を見て、主演の岡田も“もらい泣き”。西島から受け取ったハンカチで涙を拭いながら、「大作さんと共にやれてよかった。大作さんが人生を懸けて今ここに立っているというのを、現場でも感じていたし、さっき感極まっていたのを見て、もらい泣きしてしまいました」と語った。

 さらに「この1週間、ずっと大作さんがセンチメンタルになっていて…。映画業界では怖いと有名な方なんですが、『准ちゃん、眠れないんだ』と。その思いを聞いていたし、大作さんの映画に対する思いをずっとそばで見ていたので、ヤバかったです」と込み上げる思いを吐露した。

 改めて、木村監督という存在について聞かれた岡田は「不思議な関係といいますか。大作さんの孤独も知って。一番の理解者でありたいと思ったし、はたから見たら『おかしいよ』と言われるかもしれないけど、“友”のような(存在です)」と表現した。

 続けて岡田は「ずっと大作さんは『人生の終焉(しゅうえん)を歩いている』とおっしゃっていて。そのときに、僕と『(映画を)やりたい』と言ってくださる“重み”を感じていました」と明かし、「これを終わりと思わず、もう1本でも2本でも(作品を)撮られることを望んでいます」と熱い思いを伝えた。

 木村監督は「本当にうれしい。うそも隠しもなく、岡田さんは俳優さんの中で僕のことに一番詳しい。僕の過去、考えていることが分かるんです」と語った。

 現場では、いつも岡田がすぐに心情を察知してくれたとし、「俺が『うーん』となっていると、『こういうのはどうでしょうか』と。なんてすげーやつなんだ。素晴らしいを超えている」と絶賛した。

(左から)木村大作監督、黒木華、岡田准一、西島秀俊、池松壮亮


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」事件班が総出で“連続不審死事件”の真相に迫る 「ニコちゃんが優し過ぎて怪しい」「まだまだ謎が多い」

ドラマ2025年12月3日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛は最強過ぎるモンスター 「レイコは勝てるのか」「優奈の夫とはどういう関係?」

ドラマ2025年12月3日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「新東京水上警察」“碇”佐藤隆太、“礼子”山下美月の好意に気付く!? 「碇さん、自分に向けられる好意には鈍い系?」

ドラマ2025年12月3日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

「じゃあつく」ラストの“勝男”竹内涼真の思いに反響 「今なら最強のカップル」「ハッピーエンドになってほしい」

ドラマ2025年12月3日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「来た! 岡田将生の闇落ち演技」「すごみが増してきた。もう“ちょっとだけ”どころじゃない」

ドラマ2025年12月3日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第7話が、2日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子氏 … 続きを読む

Willfriends

page top