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映画『散り椿』の公開初日舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、出演者の岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮と木村大作監督が出席した。
本作は、直木賞作家・葉室麟氏の同名時代小説を映画化。藩を追放された男(岡田)が、妻の最期の願いを胸に権力に立ち向かう姿を描く。
満席となったこの日の会場。木村監督は始めに両手を挙げて「ワー!」と喜ぶと、「泣きそう。今日は本当にありがとうございました。来年80歳になる男が皆さんを見て感動しています」と声を詰まらせながらあいさつした。
そんな木村監督を見て、主演の岡田も“もらい泣き”。西島から受け取ったハンカチで涙を拭いながら、「大作さんと共にやれてよかった。大作さんが人生を懸けて今ここに立っているというのを、現場でも感じていたし、さっき感極まっていたのを見て、もらい泣きしてしまいました」と語った。
さらに「この1週間、ずっと大作さんがセンチメンタルになっていて…。映画業界では怖いと有名な方なんですが、『准ちゃん、眠れないんだ』と。その思いを聞いていたし、大作さんの映画に対する思いをずっとそばで見ていたので、ヤバかったです」と込み上げる思いを吐露した。
改めて、木村監督という存在について聞かれた岡田は「不思議な関係といいますか。大作さんの孤独も知って。一番の理解者でありたいと思ったし、はたから見たら『おかしいよ』と言われるかもしれないけど、“友”のような(存在です)」と表現した。
続けて岡田は「ずっと大作さんは『人生の終焉(しゅうえん)を歩いている』とおっしゃっていて。そのときに、僕と『(映画を)やりたい』と言ってくださる“重み”を感じていました」と明かし、「これを終わりと思わず、もう1本でも2本でも(作品を)撮られることを望んでいます」と熱い思いを伝えた。
木村監督は「本当にうれしい。うそも隠しもなく、岡田さんは俳優さんの中で僕のことに一番詳しい。僕の過去、考えていることが分かるんです」と語った。
現場では、いつも岡田がすぐに心情を察知してくれたとし、「俺が『うーん』となっていると、『こういうのはどうでしょうか』と。なんてすげーやつなんだ。素晴らしいを超えている」と絶賛した。
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