長谷川博己、漱石役で放送文化基金賞を受賞 当初は「もしかして降ろされるかと…」

2017年7月4日 / 20:18

夏目漱石役で演技賞に輝いた長谷川博己

 優れたテレビ、ラジオ番組などに贈られる、第43回「放送文化基金賞」贈呈式が4日、東京都内で行われ、俳優の長谷川博己が登壇した。

 NHK土曜ドラマ「夏目漱石の妻」で漱石を演じた長谷川が番組部門の演技賞を受賞した。漱石夫妻の姿を、妻の鏡子(尾野真千子)の視点からユーモアを交えて描いたドラマは、優秀賞と演出賞にも輝いた。

 記念の盾を手にした長谷川は「ありがとうございます。本当にうれしいです」と満面の笑みを浮かべ、「すごく楽しい撮影で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに本当に恵まれた素晴らしい現場でした」と改めて周囲に感謝した。

 だが、オファーを受けた当初、長谷川は漱石役に不安もあったという。「確か、漱石は160センチぐらいしかなかったので、183センチある僕がやっていいのかと思いながら、顔合わせの時に脚本家の先生にお会いしたら『君、こんなに背が大きかったんだ』と言われ、もしかしてここから降ろされることもあるんじゃないかな…と一瞬危惧しましたが…」と笑いながらエピソードを披露した。

 撮影前には、漱石が五高(現・熊本大学)の教師時代に住んでいた場所にも足を運んだそうで「僕自身、実際の現場で、漱石がどういう気持ちだったのかなどと考えるのがすごく好きなんです」と明かした。

 「それが自分の性分というか、実際に(漱石の)自宅から大学までの道のりを歩きながら、漱石の気持ちを分析してみたり、鏡子さんが飛び降りた川もこういう所なんだと、全部知った上で役に入っていきました」と役づくりを振り返った。

 また、撮影中、監督に「夏目漱石は『家族がほしい』と言っていたけれど、本当に家族がほしかったんでしょうかね?」と疑問をぶつけた際には、監督から「君はそんなところまで行ってしまったのか…」と驚かれたことも告白した。

 長谷川は「今回の役は演じていると、ふと異界に入ったような感覚になることが何回もあった。それは役者としても幸せなこと。舞台でも、映画でも、テレビでも、なかなかないことなのですが、そんな刺激的な現場にいられたことが本当にうれしいです」と語った。


芸能ニュースNEWS

「Destiny」“奏”石原さとみと“真樹”亀梨和也が歩道橋キス 「真樹が罪な男過ぎる」「心を持っていかれた」

ドラマ2024年4月24日

 石原さとみが主演するドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の第3話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、主人公の検事・西村奏(石原)が、学生時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)と12年ぶりに再会を果たしたことで青春時代 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」“愛花”田辺桃子の元カレ“達也”宮近海斗が登場 「カッコ良過ぎて叫んだ」「手つなぎシーンがかわいい」

ドラマ2024年4月24日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第4話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、蜜野まこと氏の同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子の若手俳優・渋谷大海(京本)が、年の離れた妹の … 続きを読む

「366日」次週予告の“遥斗”眞栄田郷敦に注目集まる  「複雑な展開になりそう」「三角関係が始まる予感!?」

ドラマ2024年4月23日

 広瀬アリスが主演するドラマ「366日」(フジテレビ系)の第3話が、22日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、HYの名曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした … 続きを読む

「95」“秋久”高橋海人の家で起こった衝撃ラストに悲鳴  「心がえぐられてしまった」「ぶっ飛んだ展開」

ドラマ2024年4月23日

 高橋海人が主演するドラマ「95」(テレビ東京系)の第3話が、22日に放送された。(※以下、ネタバレあり)    本作は、早見和真氏の青春小説が原作。大人の作った社会の仕組みにあらがい、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆 … 続きを読む

高橋一生 水中撮影に手応え「臨場感のある芸術的な映像に仕上がった」 ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」記者会見

ドラマ2024年4月23日

 4月22日、東京都内のNHKで、ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」のマスコミ向け試写会と記者会見が行われ、出演者の高橋一生、飯豊まりえ、脚本&演出を担当した渡辺一貴、制作統括の土橋圭介氏が登壇した。  ドラマ「岸辺露伴は動かな … 続きを読む

Willfriends

page top