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映画『アズミ・ハルコは行方不明』上映後トークイベントが15日、東京都内で行われ、松居大悟監督、松居監督の盟友でライバルでもあるという池松壮亮が出席した。
作家・山内マリコ氏による書き下ろし小説を映画化したこの作品は、地方都市の独身OL・安曇春子(蒼井優)の失踪事件の背景と行く末を、アラサー、ハタチ、女子高生と3世代の女たちの生き方とともに描く。
ともに福岡出身で、松居監督演出の舞台や映画に出演経験もある池松は「3日前くらいの夜に来たのですが、3人くらいしかお客さんがいなかった。今日も同じだったら帰ろうと思っていたけど、たくさん来てくださってありがとうございます」と客席の埋まった劇場内を見渡して笑いを誘った。
若干ショックを受けたような表情の松井監督から、この作品への口コミでの評判が賛否両論巻き起こっていると説明を受け、感想を問われると「感想ね、よく分からなかったですね」と正直すぎる本音を漏らした。「嘘でしょう」と絶句した松居監督にもちゅうちょすることなく「メディアが入っているから最初に悪口を言って、あとは全部褒めますね」とあっけらかんと感想を述べた池松。
そもそも2人は立場や年齢差(5歳)をも超えて議論し合う間柄だとし、池松は「松居さんとは近くて、お互いにけなし合いもするし褒め合うこともする。いつもの風景なのですが、こういうところでやっちゃだめですね。これは次の居酒屋に持ち込みましょう」と笑わせた。
肝心の“褒めどころ”については「親愛なる松居大悟監督が待望の新作を発表したことと、何より蒼井優さんが主役を引き受けてこういう形で映画ができたこと」としみじみ語り、「でも全然飽きなかったです。それは本当に。普段は映画を見て飽きることがけっこうあるんですけど…」と明かした。
また、「松居さんの映画って東京では圧倒的に盛り上がるけど、地方で松居大悟を知っている人はいないですからね。近い身としては悔しいですし、こういう映画こそ地方の人に見てほしい」と願い、自分のことも併せ知名度の向上を目標に挙げた。「ちょっと前までは同じ感じだったでしょ」と唇を尖らせた松居監督に「僕は『デスノート』をやったので」と返したが、「慣れないポップなことを」とやり返されるなど終始和やかなトークを展開した。

赤裸々にトークを展開した(左から)松居大悟監督、池松壮亮
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