池松壮亮「よく分からなかった…」 盟友松居大悟監督の新作に正直すぎる感想

2016年12月15日 / 22:05

松居大悟監督(31歳)とは5つ違いの池松壮亮

 映画『アズミ・ハルコは行方不明』上映後トークイベントが15日、東京都内で行われ、松居大悟監督、松居監督の盟友でライバルでもあるという池松壮亮が出席した。

 作家・山内マリコ氏による書き下ろし小説を映画化したこの作品は、地方都市の独身OL・安曇春子(蒼井優)の失踪事件の背景と行く末を、アラサー、ハタチ、女子高生と3世代の女たちの生き方とともに描く。

 ともに福岡出身で、松居監督演出の舞台や映画に出演経験もある池松は「3日前くらいの夜に来たのですが、3人くらいしかお客さんがいなかった。今日も同じだったら帰ろうと思っていたけど、たくさん来てくださってありがとうございます」と客席の埋まった劇場内を見渡して笑いを誘った。

 若干ショックを受けたような表情の松井監督から、この作品への口コミでの評判が賛否両論巻き起こっていると説明を受け、感想を問われると「感想ね、よく分からなかったですね」と正直すぎる本音を漏らした。「嘘でしょう」と絶句した松居監督にもちゅうちょすることなく「メディアが入っているから最初に悪口を言って、あとは全部褒めますね」とあっけらかんと感想を述べた池松。

 そもそも2人は立場や年齢差(5歳)をも超えて議論し合う間柄だとし、池松は「松居さんとは近くて、お互いにけなし合いもするし褒め合うこともする。いつもの風景なのですが、こういうところでやっちゃだめですね。これは次の居酒屋に持ち込みましょう」と笑わせた。

 肝心の“褒めどころ”については「親愛なる松居大悟監督が待望の新作を発表したことと、何より蒼井優さんが主役を引き受けてこういう形で映画ができたこと」としみじみ語り、「でも全然飽きなかったです。それは本当に。普段は映画を見て飽きることがけっこうあるんですけど…」と明かした。

 また、「松居さんの映画って東京では圧倒的に盛り上がるけど、地方で松居大悟を知っている人はいないですからね。近い身としては悔しいですし、こういう映画こそ地方の人に見てほしい」と願い、自分のことも併せ知名度の向上を目標に挙げた。「ちょっと前までは同じ感じだったでしょ」と唇を尖らせた松居監督に「僕は『デスノート』をやったので」と返したが、「慣れないポップなことを」とやり返されるなど終始和やかなトークを展開した。

赤裸々にトークを展開した(左から)松居大悟監督、池松壮亮

赤裸々にトークを展開した(左から)松居大悟監督、池松壮亮


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top