中村勘九郎、菊田一夫演劇賞受賞 「少しでも父に近づけるように」

2014年4月16日 / 16:23

 「第39回 菊田一夫演劇賞」授賞式が16日、東京都内で行われ、演劇賞を受賞した歌舞伎俳優の中村勘九郎が出席した。

 「さらば八月の大地」の張凌風、「真田十勇士」の猿飛佐助の演技を認められての受賞となった勘九郎は「本当にうれしい。歌舞伎以外の賞を受けたということも誇りに思うし、これからの励みになると思う」と喜んだ。

 歌舞伎俳優として同賞を受賞するのは松本幸四郎に続いて2人目と知らされ「光栄です」と恐縮した勘九郎は「演劇というものが私も大好き。歌舞伎の舞台が先に決まることが多く、本当に縁と運がなければ歌舞伎以外の舞台に出会えない」と語った。

 「父も思い立ったらすぐ行動するタイプで『常にアンテナを張っていろんなものを吸収し表現しなさい』と言っていた」と故・中村勘三郎さんの話題に触れ「私も少しでも父に近づけるようにいろんなことをやっていきたい」と今後の抱負を述べた。

 また、野田秀樹氏が手掛けた舞台「MIWA」の演技で同じく演劇賞を受賞した宮沢りえは仕事の都合で授賞式を欠席。ビデオメッセージで「野田さんと『透明人間の蒸気』で初めてご一緒してから約10年。それからの10年は舞台に魅せられた宝物のような時間でした」と振り返り「この賞は今までの10年へのちょっぴりのご褒美と、これからも誠実に舞台に挑戦し続けなさいという激励のような気がします。今後もすてきな舞台に出られるようにまい進していきたいと思います」とコメントを寄せた。


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