草笛光子、菊田一夫演劇賞特別賞を受賞 「素晴らしい人たちとの出会い」に感謝

2014年4月16日 / 16:27

 菊田一夫演劇賞特別賞を受賞した草笛光子

 「第39回 菊田一夫演劇賞」授賞式が16日、東京都内で行われ、特別賞を受賞した女優の草笛光子が出席した。

 草笛は、「これも皆さんに支えていただき、教えていただいたからこそ。素晴らしい人との出会いで今日の私があります。最後まで元気で、80歳なら80歳の役をやりたいなと思います」と感謝を述べた。

 また、授賞式後の会見で先月亡くなった俳優の宇津井健さんの話題が出ると、草笛は「とにかく優しくて誠実で、絵に描いたような素晴らしい役者さんだった」と故人をしのんだ。「トレーニングもされていて、『僕の家はトレーニングの器具だらけよ』と言ってたぐらい」と懐かしそうに振り返った草笛は「優しい思いやりのある方。どうして先に逝っちゃったの?って聞きたいです」と静かに語った。

 自身の体調については「この前の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』の後、手が上がらなくなったんですよ」と左腕の不調があったことを告白。手術しないことを選択したというが「自分で一生懸命リハビリしたら動くようになっちゃって…。人間の体って元気になりたいものなのね。今ではサーッと動くようになったので、次の舞台の稽古でもちゃんと踊れると思います」と左腕を振り上げて笑顔を見せた。


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