エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田松陰(伊勢谷友介)の妹、文(ふみ=井上真央)の幼なじみの吉田ふさを演じている小島藤子。松下村塾の四天王と呼ばれた吉田稔麿(瀬戸康史)の妹で、倒幕運動にのめり込んでいく兄を見守り続けた。キュートな笑顔が魅力の小島が幕末の女性の純粋さとしなやかな強さを語る。
大河ドラマに出たいということは、あまりにも大き過ぎて、目標にすることが恐れ多い気持ちでしたので、お話を頂いたときは、誰のことなのかピンとこなくて、ポカンという感じでした。
母に言ったら、信じてくれませんでした(笑)。3回目にようやく信じてくれました。
兄の稔麿は真っすぐな日本男子という感じで、妹に対しては「おまえも強く生きろ」みたいに言って、ちょっと荒い部分もあるんです。だからふさは兄のことは好きだけど、ちょっと怖いと思っているところもあるんだろうと思います。でも、兄の目を盗んでいろいろといたずらもするし、好奇心が旺盛で、ちょっとずる賢いところもあります。
真央さんは、私たちが安心してお芝居ができる空気をつくってくださいます。(松下村塾の塾生、入江九一の妹すみを演じている)宮﨑香蓮ちゃんとよく話すのですが、そこに真央さんが「何してるの?」って話し掛けてきてくださるので、3人でワイワイやっていることも多いです。
本当ににお兄さんみたいです。3、4回共演させていだだいているのですが、今まで同年代の役が多かったので、妹役はとってもうれしいです。
あの兄の下で育っているから、たぶん気が強いと思います。当時は男の人から「女なんだから、下がって言うことを聞いていればいいんだ」みたいに言われていたのだと思いますが、ふさはそういうのがとても嫌だったと思います。なので、どちらかというと「今どきの女の子」っぽく演じたいと思っています。「花燃ゆ」を見て、私(21歳)と同じぐらいの歳の女の子が「あっ、分かるわ」って思っていただけたら、うれしいです。
相当危険なことをしていましたから、心配で気が気じゃなかったはずです。
今なら止められる。でもあの時代、男の人たちで盛り上がっている中で女が一人で言ってもやめてはくれないでしょうね。
個性的ですてきな女優さんがたくさんいらっしゃるので、近くでいろいろと学ばせていただけたらと思っています。こんな機会はめったにないので、1年間、たくさん吸収して自分のお芝居につなげたいです。
女性の出演者の方々とは「男って嫌よね」って話しています(笑)。
あの時代に、兄を亡くして、家督を継いで生きていくというのは、とても大変だったと思いますが、それでも生き抜いたのはふさが芯の強い女性だったからなのだと、少ない情報から伝わってきます。兄の強い気持ちをしっかりと受け継いだ、かっこいい女性だと思います。そうしたかっこよさを私なりに出していけたらと思っています。
映画2025年11月21日
日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月21日
映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む
ドラマ2025年11月20日
なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。 本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む
映画2025年11月19日
未熟故に一族を追われた若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。デクはその地で謎のアンドロイドの少女ティアと出会う。「プレデター」シリーズ中、初めてプレデター自身を主人公に据えて描いた『プレデター:バ … 続きを読む
インタビュー2025年11月17日
韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む