【花燃ゆインタビュー】小島藤子 「今どきの女の子っぽく演じたい」 松下村塾の塾生、吉田稔麿の妹、吉田ふさ役

2015年1月16日 / 08:43

 NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田松陰(伊勢谷友介)の妹、文(ふみ=井上真央)の幼なじみの吉田ふさを演じている小島藤子。松下村塾の四天王と呼ばれた吉田稔麿(瀬戸康史)の妹で、倒幕運動にのめり込んでいく兄を見守り続けた。キュートな笑顔が魅力の小島が幕末の女性の純粋さとしなやかな強さを語る。

 

吉田ふさ役の小島藤子

-大河ドラマ初出演の感想は?

 大河ドラマに出たいということは、あまりにも大き過ぎて、目標にすることが恐れ多い気持ちでしたので、お話を頂いたときは、誰のことなのかピンとこなくて、ポカンという感じでした。

-周りの反応はどうでしたか?

  母に言ったら、信じてくれませんでした(笑)。3回目にようやく信じてくれました。

-吉田ふさ役についてどう感じましたか?

  兄の稔麿は真っすぐな日本男子という感じで、妹に対しては「おまえも強く生きろ」みたいに言って、ちょっと荒い部分もあるんです。だからふさは兄のことは好きだけど、ちょっと怖いと思っているところもあるんだろうと思います。でも、兄の目を盗んでいろいろといたずらもするし、好奇心が旺盛で、ちょっとずる賢いところもあります。

-文役の井上真央さんはいかがでしょう。

  真央さんは、私たちが安心してお芝居ができる空気をつくってくださいます。(松下村塾の塾生、入江九一の妹すみを演じている)宮﨑香蓮ちゃんとよく話すのですが、そこに真央さんが「何してるの?」って話し掛けてきてくださるので、3人でワイワイやっていることも多いです。

-兄役の瀬戸康史さんはいかがですか?

  本当ににお兄さんみたいです。3、4回共演させていだだいているのですが、今まで同年代の役が多かったので、妹役はとってもうれしいです。

-ふさを演じる上でこだわっているところは?

 あの兄の下で育っているから、たぶん気が強いと思います。当時は男の人から「女なんだから、下がって言うことを聞いていればいいんだ」みたいに言われていたのだと思いますが、ふさはそういうのがとても嫌だったと思います。なので、どちらかというと「今どきの女の子」っぽく演じたいと思っています。「花燃ゆ」を見て、私(21歳)と同じぐらいの歳の女の子が「あっ、分かるわ」って思っていただけたら、うれしいです。

-兄の行動についてどう思っていたんでしょうか?

 相当危険なことをしていましたから、心配で気が気じゃなかったはずです。

-小島さんだったら止められますか?

  今なら止められる。でもあの時代、男の人たちで盛り上がっている中で女が一人で言ってもやめてはくれないでしょうね。

-大河ドラマでの目標はありますか?

  個性的ですてきな女優さんがたくさんいらっしゃるので、近くでいろいろと学ばせていただけたらと思っています。こんな機会はめったにないので、1年間、たくさん吸収して自分のお芝居につなげたいです。

-先輩方と話はしていますか?

  女性の出演者の方々とは「男って嫌よね」って話しています(笑)。

-ふさはその後、池田屋事件で亡くなった稔麿の代わりに家督も継いで子どもを産み、しっかりと生きていったような印象がありますが、そんなふさの人生を今後どう表現していこうと思っていますか?

  あの時代に、兄を亡くして、家督を継いで生きていくというのは、とても大変だったと思いますが、それでも生き抜いたのはふさが芯の強い女性だったからなのだと、少ない情報から伝わってきます。兄の強い気持ちをしっかりと受け継いだ、かっこいい女性だと思います。そうしたかっこよさを私なりに出していけたらと思っています。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

川口春奈、高杉真宙「自分や家族、周りの人たちを大事にしようと思うきっかけになったらうれしいです」『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』【インタビュー】

映画2026年10月1日

 大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む

木戸大聖「悲しいと思っていてもそれを表情に出せないのが難しかったです」『沖晴くんの涙を殺して』【インタビュー】

映画2026年10月1日

 余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む

小瀧望「ファンの皆さまの声に応え続けたい」 舞台「ロックンロール」では「僕たちの芝居とともに、当時のロックミュージックも楽しんで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月30日

 小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む

佐津川愛美「酒井監督に惚れました(笑)」念願だった酒井麻衣監督との初タッグ『時給三〇〇円の死神』【インタビュー】

映画2026年9月30日

 10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#受験競争だけではない韓国の教育問題、「鉄槌教師」が問う教師の役割

2026年9月29日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

page top