エンターテインメント・ウェブマガジン
現場には、若い看護師さんや、赤ちゃんたちのことで悩む若いお母さんを演じた女優さんがたくさんいました。昨日も、何人かの方と撮影でご一緒したのですが、10代、20代、30代にはこんなにすてきな女優さんたちがいるんだと思って…。今回、見たこともないような感性を持った女優さんたちと出会って、一緒にお芝居をしているので、キャッチボールが非常に楽しいし、とってもいい刺激になっています。
もちろん、見ている方にうそっぽく映らないように、お芝居にはちゃんとリアリティーがないといけないのですが、(彼女たちの芝居は)ちょっとリアル過ぎるぐらいで…。別れ際には、肩をたたいて「大丈夫ですか?」って声を掛けた方がいいのではないかと思ってしまうほど、本当に真に迫ったお芝居をされます。今の女性は力があるなって思いました。若い女優さんたちは本当にすごいです。
赤ちゃんとお母さんの話であることが大前提です。それとともに「こうのとりのゆりかご」の活動が、なぜ熊本県のその病院だけで成立したのかということです。そこでは「大きなものを動かそう」というよりも、本当にみんなの小さな熱い熱い思い、「何ができるか分からないけど、自分はこれをやろう」という意識のもとで、一つのことが大きく動き始めたからではないでしょうか。批判されることを覚悟しながら「これをやるべきだ」という思いで動いた人たちの話としても見ていただけたらと思います。
今回は、大河ドラマ「篤姫」など数多くの劇伴(サウンドトラック)を手掛けた吉俣(良)さんと一緒に作らせていただきました。日本の曲、そして外国の曲も入っているのですが、やっぱり人の琴線に触れる音楽というのは時を超えても美しいものだなと感じました。皆さんがほっとしたいとき、のんびりしたいときに触れていただければうれしいです。連続テレビ小説「あまちゃん」の最後の方で歌(「潮騒のメモリー」)を歌わせていただいたのですが、あのときは「歌が伝える力」ということをあらためて意識しました。あの歌をドラマの中で歌ったことで、自分の中では今回のアルバムにつながったように思います。
ドラマ情報
「平成25年度文化庁芸術祭参加 テレビ未来遺産 ドラマ特別企画 こうのとりのゆりかご~『赤ちゃんポスト』の6年間と救われた92の命の未来~」
TBS系で11月25日、午後9時~10時54分に放送。
映画2025年9月18日
『遠い山なみの光』(9月5日公開) 1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む
2025年9月18日
▼新しい美の概念 志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。 「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む
映画2025年9月18日
-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。 音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む
映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む