音月桂「今は毎日新しい発見ができる」 ドラマ「ハニー・トラップ」でも存在感

2013年11月5日 / 18:03

ドラマ「ハニー・トラップ」

 EXILEのAKIRA主演で、“産業スパイ”をテーマにした話題のドラマ「ハニー・トラップ」に出演中の女優・音月桂。宝塚歌劇団のトップスターとして活躍するも、昨年惜しまれつつ退団し、新たな人生のスタートを切った。「映像の世界では新人である」と謙虚に女優という仕事に向かう彼女だが、舞台で観客を魅了してきたその存在感はドラマの中でもひときわ輝きを放っている。質問の一つ一つに丁寧に、笑顔で答えてくれる彼女には、まさに“女性が憧れる女性像”を感じた。

 

――演じる塔子は、どのような人物ですか?

 頭の回転が速く、キレる女性な気がします。私自身は、推理小説などを読んでいても見破ることができずに、トラップにまんまと引っ掛かってしまうタイプなんですが、塔子は自分のフィルターみたいなものを持っていて、どんな状況でも相手をちゃんと見極めている強さを感じます。小澤征悦さん演じる上司の穂積との間にも過去に何かあったのかな、などいろいろと考えながら演じています。

――塔子と似ていると感じる部分はありますか?

 人に対して、打ち解けるまで慎重なところは似ているかもしれません。初めて会った人でも、話し掛けてすぐに仲良くなれるタイプなんですが、無意識にどこか距離を測っているところがある気がします。

――主演のAKIRAさんとは何かお話はされましたか?

 まだごあいさつさせていただいたぐらいで、深くはお話しできていないんですが、「GTO」(フジテレビ系)のスペシャル版に出演させていただいて以来の共演なので、また一緒にお芝居できるのをすごく楽しみにしています。AKIRAさんとは事務所も同じなんですが、普段お会いする雰囲気と現場で役に入られているときでは、また印象が違うと思うので、いろいろお話を伺ってみたいですね。AKIRAさんが悠一という役に入り込み過ぎて、どんどん陰になっちゃってないかな、周りの人の言葉が信じられない!みたいになっちゃわないのかな、とかいろいろ考えちゃいます。お会いしたら、いつもどれくらい役が抜けきらないのかとか、普段の生活に支障がないかとか、聞いてみたいですね(笑)。

――個人的には、AKIRAさんと音月さんのアクションシーンがあったらいいな、なんて期待しているんですが…。

 それいいですね(笑)。やりたいです! 日本の女優さんだとアクションをされる方って少ないですからね。そういうのができたらいいですね。誰にお願いすればいいんだろう(笑)? 舞台で鍛えた筋肉で、男性に負けない女性像をお届けできるかもしれない(笑)。

――小澤さんとのシーンが多いですが、印象はいかがですか?

 初めて共演させていただくので緊張して現場へ行ったんですが、すごく気さくで楽しい方です。私が緊張しているのを察してくださり、冗談を言って笑わせてくれたりして、本当に助けられています。変に気負わずに撮影に臨める空気感をつくってくださるので、役として必要な緊張感だけで、私自身の音月としての緊張感が要らなくて、役に集中して入り込みやすい状況をつくってくださいます。動きやセリフなど、全てにおいてご自身のこだわりをお持ちで、でもそれだけじゃなくスタッフさんに「どう見えていますか?」ってちゃんと確認しながらなので、すごく誠実に役に向き合っている印象を受けました。

 
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