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親には「先生になれ」と言われ、成均館大学に進学し、教育学を専攻しました。でも大学に入ってみて、本当に自分がやりたいことは何かを初めて考えるようになって。演劇や映画を見た時にドキドキしたんです。すてきな男性を見た時以上に。それで、これに挑戦しよう!と思いました。それで、運良くここまで続けてこられました。
監督をしようと思った最初の理由は、大学で映画を専攻しなかったので、もっと勉強したい、もっと勉強することで演技が上手くなるのではないかと思ったからです。出産後、仕事が減った時期に大学院で勉強し始めて、周りから「演出を学ぶと映画全般を学べる」とアドバイスをもらい、その結果として映画を演出したんです。
演出者と俳優って愛憎関係でもあるんですね。互いに辛い思いをするので。でも、演出を学んだことで、夫も含めて一緒に仕事をしてきた監督の立場が理解できるようになりました。
作品が自分にどう訴えてくるかが大事ですね。年を取ると、誰と働くかも大事になりました。その人と時間を長く過ごすし、影響を受けるから。選択というより、向こうから来てくれる縁を大事にしています。
たくさんいらっしゃいますが、『国宝』(25年)の李相日監督から、北朝鮮女性として役を下さる話があって。あなたは見るからに北朝鮮人だって。北朝鮮の言葉を必死に練習したのに、その話が成就しなかったのが残念でした。『国宝』が韓国でも公開され、反響もすごく良くてうれしいです。
映画2025年12月24日
-この映画は、ちょっとフランス映画みたいなところがありましたね。 分かります。私もそう思いました。確かにそういう味わいがありますね。最初の撮影が、矢添と2人で、部屋で紅茶を飲んでいるシーンだったんですけど、プレイバックしてモニターを見た時 … 続きを読む
映画2025年12月23日
-12年という時間が、そういう皆さんの固い絆を作り上げたわけですね。そんな作品に出合える機会は、俳優人生の中でめったにないことだと思いますが、皆さんにとって「緊急取調室」シリーズとはどんな存在でしょうか。 天海 12年という時間とエネルギー … 続きを読む
映画2025年12月20日
『星と月は天の穴』(12月19日公開) 1969年。妻に逃げられ独身のまま40代を迎えた小説家の矢添克二(綾野剛)は、心に空いた穴を埋めるように娼婦の千枝子(田中麗奈)と体を交え、過去を引きずりながら日々をやり過ごしていた。しかし、画廊で … 続きを読む
ドラマ2025年12月19日
12月19日、東京都内のNHKで、1月5日からスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」の完成会見が行われ、主人公・千本佳里奈(ちもと かりな)役の北香那、佳里奈の親友・二木優美(ふたぎ ゆみ)役の天野はながドラマの見どころを語ってくれた。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月18日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 前回は、玉田家再興にあたり「三つ … 続きを読む