エンターテインメント・ウェブマガジン
すばらしい俳優さんばかりで、皆さん、思いの丈を芝居に込めてぶつけていらっしゃることを感じるので、私ももっともっと大胆に挑戦しなければと感じています。
ずっと遠くから拝見していた方ですので、まずこれほど近くでお芝居を浴びられることが感激です。シェークスピアの言葉って、下手するとただ言葉の羅列になってしまう恐れがあると私は感じていますが、草なぎさんのせりふは、一言一言が胸に染み込んできて、どうやったらこんなお芝居ができるんだろうと、毎日、勉強させていただけるのが喜びでもあります。
ありがたいことにひたすら「千と千尋の神隠し」に没頭させていただけた1年でした。1月からお稽古が始まって、8月まで公演させていただいていましたので。
日本文化や「千と千尋の神隠し」という物語が愛されていることを肌で感じて、とてもありがたい経験をさせていただいたと思います。やっぱり、数日間、旅行に行くだけでは感じられない、実際に自分が現地で働いたからこそ感じる、演劇のあり方を感じることができました。ウエストエンドという歴史のある演劇の街で、そうしたことを身をもって体感させていただけたのは、すごく大きな出来事だったと思います。
ロンドンではより演劇が身近にあるものなのだなと思いました。日本だとやっぱり敷居が高いと感じる方にとっては手が出しづらいものなのだと思いますが、ロンドンではもっと生活に溶け込んでいるように思います。どちらが良い悪いではなく、それは演劇の歴史の違いだと思います。劇場がロンドンの人たちの中に自然と存在していることに一種のカルチャーショックを受けて、いい意味で、こんなにも身近でいいんだなと思いました。それは、お客さまとの距離もそうですし、自分の生活との距離もそうです。それから、日常からとても豊かに感情表現をされるので、裏方で働いているスタッフさんもずっと歌ってらっしゃったり、踊ってらっしゃったり。そういう光景は日本では見られないので、心からこの仕事やこの舞台を楽しんでいるんだなと感じました。そうした方と一緒に仕事ができて、そして、本当に舞台を楽しみに待ってくださっている方に届けられたというのは、今後の励みにもなると思います。
まずはこの作品です。怖がらずに、いけるところまで挑戦していきたいなと思います。守りに入らず、森さんの演出や松岡さんが訳されたシェークスピアの言葉、そして共演者の皆さまとのお芝居といったものの力を全て借りて、挑戦していけたらなと思っています。そして、2025年も、たくさん人の影響を受けて、変化を恐れない年にできたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「ヴェニスの商人」は、12月6日~22日に都内・日本青年館ホールほか、京都、愛知で上演。
ドラマ2026年4月28日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=木下小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=木下藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語は快調に進行中。4月26日に放送された第16回「 … 続きを読む
映画2026年4月28日
-アクションシーンは大変でしたか。 アクションを全くやってこなかったんで、それこそスーツアクターの方にいろいろ聞いたりとか、仮面ライダーG6やったらどういう動きをするのかをすり合わせてやらしてもらいました。だからほんまにスーツアクターの方 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月25日
内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。 物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月25日
小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。 本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む
映画2026年4月24日
『今日からぼくが村の映画館』(4月17日公開) 南米ペルー、アンデスの小さな村に住む少年シストゥは、風が運んできた新聞の映画広告を手にする。導かれるままにたどり着いた移動映画館で初めて“映画”を知ったシストゥは、たちまちその物語に魅了され … 続きを読む