エンターテインメント・ウェブマガジン
笑うことだと思います。コロナ禍であまり話ができなくて、ふさぎ込んでいたときに笑わないのはやっぱり良くないと思いました。その頃、宮藤さんとテレビ電話をしたことがあったんです。当時、ほとんど人と顔を合わせていなかったこともあって、久しぶりにめちゃくちゃ笑いました。遠距離恋愛中のカップルみたいでしたね(笑)。そのときに「いつかコロナのこの状況を笑って作品でいじれたら面白いよね」ということを宮藤さんがおっしゃっていて、僕も「やりましょう」とそんな話をしたのを覚えています。とにかく笑って、話をしたことですごく元気が出たんです。今は、満席の状態でゲラゲラ笑いながら舞台を見ることができますが、それすら当時は考えられなかった。こうして「舞台で笑って免疫力をあげよう」と言える世の中に戻って本当に良かったなと思います。ゲラゲラ笑うというのは素晴らしいことですし、免疫力もアップすると思います。
以前はキックボクシングに通っていましたが、最近はサウナに行くだけで、運動はしていないです。その替わりに、森山未來くんから教わったボールを使ったマッサージやストレッチをしています。未來くんがやっていることなら間違いないだろうと思って(笑)。
あまり調子は良くなかったように思います。「新宿野戦病院」にも呼ばれてないですから(笑)。宮藤さんの映像に呼ばれるというのは、役者として、信頼してもらう必要があるので、もっと頑張らなくてはいけないなと改めて思っているところです。
宮藤さんとこうしてまた舞台をやれることもそうですし、宮藤さんが脚本を担当されたテレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム「終りに見た街」という作品に出演させていただいたことも印象深いです。僕が最初に宮藤さんの作品に出演させていただいたのは、(2008年放送のドラマ)「未来講師めぐる」という作品だったのですが、そのときのプロデューサーやそのつながりで出会った監督と再び仕事ができ、また呼んでもらえるように頑張ろうとすごく感慨深い気持ちになりました。
舞台だけではなく、映像作品にも出演したいと思っていますし、落語もやりたいとも思っています。落語は、風間杜夫さんが年齢を重ねてからやられていたのを見て、役者は仕事が来るのを待っているだけじゃなく、自分から動くことも大事だなと思うようになり、そこから目標にしています。森山未來くんもそうですし、プライベートで仲が良い加藤シゲアキくんも新しいことをやろうと前を向いている人で、その姿を見て刺激を受けています。なので、古典落語にも挑戦して、加藤シゲアキくんに台本を書いてもらう。いつか宮藤さんにも書いてもらう。そんな夢を持って、楽しんでいきたいと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ウーマンリブvol.16「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」は、11月7日~12月15日に都内・ザ・スズナリ、12月18日~22日に大阪・松下IMPホールで上演。
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む
映画2025年6月27日
-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。 やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む
映画2025年6月27日
-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む