エンターテインメント・ウェブマガジン
ロサンゼルスの大企業で働く3人の女性社員がセクハラパワハラ全開社長へ反撃する姿を痛快に描いたミュージカル「9 to 5」が10月8日から上演される。本作は、1980年製作の同名映画をもとに2009年にブロードウェーで上演。原作映画の主題歌を担当した歌手ドリー・パートンが音楽・歌詞を手掛けた。今回の上演版では、明日海りお、平野綾、和希そらが出演し、働く女性の仕事や恋愛の悩みを笑いたっぷりにつづる。グラマラスな秘書ドラリーを演じる平野に、本作の見どころや公演への意気込み、さらには舞台に立つことへの思いなどを聞いた。
平野綾(ヘアメーク:高良まどか/スタイリスト:鈴江英夫) (C)エンタメOVO
とても情報量が多く、ビッグナンバーもダンスも多い作品ですが、早い段階で通すことができ、終わった瞬間にみんなから歓声が上がるほど、テンション高く取り組めています。全員で同じ方向を向いているという感覚のある稽古が続いています。
かなり仲の良い現場だと思います。すごくハッピーで笑える作品ということもありますが、一人一人が遠慮することなく、対等にお付き合いでき、みんなで一緒に笑い合っています。
繊細なテーマを果敢に取り込むなと。日本では少し前に初演が上演されましたが、当時と今ではハラスメントの認識が違って理解が深まっていますので、今回は今回として新しく取り組まなくてはいけないと思いました。
そうですね。多様性が求められる今だからこそ、自分たちがどうやって生きていけば楽しく、幸せに暮らせるか。すごく前向きに展開していきます。もちろん現代も、さまざまな問題がありますが、そうした問題に立ち向かうときには、広い心を持って、自分らしい生き方から答えを導き出せるのではないかと感じられる作品になっていると思います。
コメディーだからこそ、つらい出来事に向き合え、思いきり立ち向かえるのだと思います。この作品がシリアスなだけのストーリーだったら、何の希望もない話になってしまうかもしれませんが、「みんなでやっつけるぞ!」とエネルギー全開で取り組んでいるので。ただ、これは女性が一致団結し「男性を倒せ」というお話ではありません。それぞれの立場と考え方があって、発想の転換でつらいことを少しでも楽にできたら、毎日、生きるのが楽しくなるんじゃないかということを考えさせてくれる作品だと思います。
映画2025年8月19日
昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む
ドラマ2025年8月17日
TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む
映画2025年8月15日
『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む
映画2025年8月14日
ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む