初共演の堤真一&瀬戸康史が挑む二人舞台 「答えが出ない」問題を描く「A Number―数」【インタビュー】

2024年8月6日 / 08:00

-今回お二人は初共演ですが、お互いの印象を教えてください。

堤 CMでよく見てます!

瀬戸 あはは(笑)。

堤 実は、先日、スーパーで見かけたんですよ。普通のスーパーで普通の人たちがいる中で、全然違うオーラがあった。びっくりしました、遠目からでも「あの人は違う」って分かりましたから(笑)。

瀬戸 恥ずかしい(笑)。堤さんは、先ほど初めてお話しさせていただいたのですが、とても気さくな方でした。僕はドラマ「やまとなでしこ」が大好きだったんですよ。これまで共演させていただく機会が全くなかったので、今回、こうした作品を二人で作れるということに興奮しています。

-ところで、先ほど、瀬戸さんがもし自分のクローンがいても「へえ」と思うくらいとおっしゃっていましたが、堤さんはいかがですか。

堤 どうなんだろうな、遺伝子レベルで全く同じ姿というのはちょっと想像できないですね。実際に自分のクローンに出会ったとしても、「クローンって何?」と思ってしまって。どういう感情が生まれるのか全く想像できないです。

瀬戸 きっと遺伝子レベルで調べたら同じでも、姿は違って見えるんじゃないかなと思います。その人はその人の人生を送っているので、例えば、顔に傷ができているかもしれないし、ロックが好きでロックな髪形をしているかもしれない。そうしたら、違う人に見えるのかもしれないとも思います。

-では、アイデンティティーや悲しみ、愛という普遍的なテーマを描いている作品にちなんで、お二人が「生きているな」と実感する瞬間を教えてください。

堤 この間、雪平鍋の取っ手が取れてしまったんですよ。木でできているものだったんですが、その部品なんて売ってない。なので、大工センターでポール状の木材を買ってきて、サンダーで削って細くして、磨いてツヤツヤにして、新たに付け替えました。そういうことをやっているときが一番幸せです(笑)。コロナ禍では、洋服かけも作りましたよ。誰かに教わるのではなく、自分でどうやったらうまくいくのかを考えるのが好きなんです。

瀬戸 それは僕も分かります。DIYはあまりしませんが、僕は絵を描くので。何を描こうかなと考えているときが楽しいです。昆虫を描くときに、こんなにも毛が生えているんだとか、こういう構造なんだと発見したり、それをイメージしている時間がめちゃくちゃ楽しい。それが自分らしい時間かなと、今、堤さんのお話を聞いていて思いました。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14「A Number―数」「What If If Only―もしも もしせめて」は、9月10日~29日に都内・世田谷パブリックシアターほか、大阪、福岡で上演。

Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14「A Number-数」「What If If Only—もしも もしせめて」

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