エンターテインメント・ウェブマガジン
夢咲 私はやっぱり宝塚だと思います。中学校の修学旅行で初めて見て「ここに入りたい!」って。高校に行きたくなかったんですよ。高校に行くことに全く魅力を感じなくて、このまま無駄な時間を過ごすのかなと思っていたので、宝塚と出合って、頭の中に鐘が鳴り響いたくらい「私は絶対ここに入るんだ!」となりました。あのとき、修学旅行で宝塚を見なかったら存在も知らなかったので、私にとっては大きなターニングポイントでした。
一路 それまでバレエとか歌はやってたの?
夢咲 バレエはやっていましたが、歌はやったことがなかったです。
朝夏 私も一緒です! 自分のことを言っているのかなと思うくらい同じでした(笑)。私の場合は、宝塚の全国ツアー公演を(出身地の)佐賀で見ました。その頃は、バレエはやっていたけれども、モデルも楽しそうだなとか、アナウンサーもいいなと漠然と思い描いていましたが、宝塚を見て「あっ、ここだ!」と思ったんですよ。だから、(夢咲の話と)全く一緒です。
一路 私も同じように宝塚を見て入りたいと思ったので、入団してからの話でいうと…。私は「男役がやりたい」と思って入ったんですが、研究科4年目のときに、当時のトップスターさんの麻実れいさんの退団公演で、相手役として娘役をやらせていただくことになったんですよ。そのまま娘役になってもよかったんですが、麻実さんがお辞めになるときに「男役に戻りなさいよ」と言ってくださって。それが私の大きなターニングです。あのまま娘役になっていたら、今の私はいないと思います。そうしたら、ミュージカル「エリザベート」にも出会ってないですから。退団後の人生もきっと変わっていたと思います。なので、私にとっては麻実れいさんは神のような存在です。
朝夏 すばらしいお話ですね。私は、宝塚を退団するときがターニングポイントでした。何をしようかと考えていたときに、今のマネジャーさんと出会って、事務所に入って、こうしてずっと続けてきています。今年の11月で退団してから8年目になるのですが、やりたいことをかなえてくださる事務所との出合いは大きかったなと思いました。今、こうして表現ができているのは皆さんの力があったからだと思います。全てがつながっているのを感じています。
夢咲 痛快でコメディーの面白さにあふれた、ハッピーな作品です。そのときに生まれるライブ感やそこで生まれた波に乗る楽しさをお客さまと共有し、劇場全体が一体化できるすばらしい時間をお届けできたらと思います。この新しいメンバーでまた新しい「モダン・ミリー」が誕生できるよう精いっぱい努めてまいりたいと思います。
一路 まだどうなるのか想像ができていないので、これからのお稽古がとにかく楽しみです。幕が開いたとき、どんなミアーズになっているのかなと、楽しみに待っていただけたらと思っております。
朝夏 ただ笑って、ちょっとキュンとして、ホロっとできる、そんな作品になっていると思います。きっと癒やし効果も抜群です。日常の憂さ?を晴らしに(笑)、劇場にお越しいただければと思います。劇場を笑いで包みたいと思いますので、新「モダン・ミリー」を楽しみにしていてください。
(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル「モダン・ミリー」
ミュージカル「モダン・ミリー」は、7月10日~28日に都内・シアタークリエほか、大阪、愛知、福岡、東京凱旋公演で上演。
舞台・ミュージカル2026年9月30日
-そうした難しい役どころゆえ、共感はなかなか難しいのでは? それはあまり心配していないです。先日、トム・ストッパードの「ハード・プロブレム」という作品を観劇したんですよ。その作品も、日本人とは違う感情の変化が描かれた作品でした。楽しく会話 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年9月29日
-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む