エンターテインメント・ウェブマガジン
日本の特撮やアニメが大好きなオクラホマのオタク高校生、ショーン(クイン・ロード)とヴィクラム(ローナック・ガンディー)はある夜、日本のレアなアニメのDVDを見ていたところ、なぜかスーパーパワーを身に付けてしまう。これを機に、彼らは世界の存亡を揺るがす陰謀に巻き込まれることに…。
6月14日から全国公開となる『Iké Boys イケボーイズ』は、アメリカ人のエリック・マキーバー監督が、愛する日本特撮へのオマージュ満載で作り上げたファンタジーだ。本作で、主人公たちに関わる女性レイコを演じているのが、『ゴジラ×メカゴジラ』(02)の主演で知られる釈由美子。エリック監督からのラブコールを受けて出演した作品の舞台裏や、特撮映画に対する自身の思いを語ってくれた。
釈由美子<ヘアメイク:田中宏昌(アルール)、スタイリスト:安永陽子>(C)エンタメOVO
エリック監督が、私の事務所にいらっしゃって、直接オファーを頂きました。そのとき、「高校生のときに買ったものです」と『ゴジラ×メカゴジラ』のDVDをバッグから取り出し、「いつか、家城茜(釈が演じた『ゴジラ×メカゴジラ』の主人公)さんとお仕事するのが夢でした」とおっしゃって。台本を読んでみたら、レイコという役も家城茜に通じるものがあり、自分の原点である『ゴジラ×メカゴジラ』が当時、高校生だったエリック監督の心を動かし、こうしてご縁がつながったのかと思うと、本当にうれしかったです。
撮影はコロナパンデミックに入る直前の2020年1月で、クランクインが1、2カ月遅れていたら、お蔵入りしていたかも…という時期でした。しかも、当時はアメリカの手続きが厳しく、就労ビザがなかなか下りなくて。そのため、出発日がどんどんずれ込み、あと1日遅れたら撮影が間に合わない、というタイミングで奇跡的に渡米することができました。おかげで、スケジュールはギリギリでしたが、撮影自体はとても楽しかったです。しかも、私の夫役を演じてくださったのが、ビリー・ゼインさん。『タイタニック』(97)を見たときから憧れの方だったので、感激しました。
当時、私の息子がまだ3歳だったので、オクラホマでの撮影に主人と一緒に帯同してもらったんです。私が撮影している間、子どもたちは観光したり、夜は一緒に食事をしたり…。それをきっかけに、エリック監督とは家族ぐるみのつきあいになりました。以来、来日するたび、家族で一緒にお食事しています。エリック監督は早稲田大学に留学経験があり、日本語が流ちょうで漢字も完璧なので、LINEでやり取りしていると、アメリカ人とは思えません。その上、私の息子とオタク同士、ゴジラのフィギュアで延々遊んでいる様子が面白くて(笑)。ムービーを撮ろうかと思ったくらいです。
舞台・ミュージカル2025年4月2日
田中圭を主演に迎え、若村麻由美、門脇麦、高畑淳子ら豪華共演者で贈る舞台「陽気な幽霊」が5月3日から開幕する。本作は、20世紀を代表する劇作家ノエル・カワードによるウェルメイド・コメディー。1945年にはデヴィッド・リーン監督により映画化も … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
坂本昌行と増田貴久をはじめとした豪華キャストが出演するミュージカル「ホリデイ・イン」が4月1日から開幕する。本作は、1942年に公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに舞台化されたミュージカル作品。「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
2024年5月にスタートした、吉田鋼太郎が芸術監督を務める【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】。待望の二作目となる「マクベス」が、藤原竜也を主演に迎え、5月8日から上演される。藤原に初めて挑む「マクベス」への思いや吉田とのクリエイトに … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月28日
「週刊少年ジャンプ」で2020年5月まで連載していた吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』。2020年に初めて舞台化されて以降、シリーズを重ね、4月11日からはシリーズ5作目となる、舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里が上演される。 … 続きを読む