エンターテインメント・ウェブマガジン
上野 やりがいを感じられるところはありますね。やっぱり「今の世の中ってどうなんだろう」ということを、こういう映画の世界を通して、いったん社会からちょっと離れた世界の中に突入して、映画館を出た時に、自分というフィルターをかけて、「もしかしたらいろんなことを考え過ぎていたのかな」「あのことはどうだろう」「自分が今思っていることはどうだったんだろう」というふうに、自分と向き合うきっかけにしていただければと思いますし、ラブストーリーやミステリーとしてはもちろん、実は社会派的なところも、ご覧になった方が、何かしらの今の世の中をどう生きるのか、自分なりの意味を見いだしてもらえたらと思います。
林 見ていただいた方にはそれぞれに感じるポイントがあると思いますが、SF的な要素を用いることで、作り手の強い主張がなくなるところがいいですね。固定観念を押し付けるのではなく、見た人が自由に解釈して、何かと置き換えて考えてみるとか。見る人に委ねる部分を感じます。
上野 そうですね、最初はちょっと違う文章を朗読する予定だったんですけど、現場で、スタンバイ中にその本を読んでいて、とても大切なメッセージになる一文を見つけまして。監督にすぐ伝えて撮影に取り組みました。普段生きていて当たり前にそばにあるもの、失って気付くかけがえのないもの、大体目には見えない感覚的な物事だったりしますよね。大好きな居場所とか、居心地とか、安心感とか温かさとか。大変な目にあって初めて自分の気持ちに気付けたりする。良子は口数が多い方ではありません。でも、大好きな本を読んでいる、何げないシーンから、人として失ってはいけない、良子からの大切なメッセージを感じとっていただけたらと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
映画2026年5月22日
-この話は、佐藤さんだからこそ出てきたものだという感じはありましたか。 多分、この山田太郎というのをこんなふうに演じてみたいというところから始まったんだと勝手に思います。そこからストーリーを膨らませていったり、いろいろと作っていったのかも … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月22日
宮野真守と神山智洋(WEST.)が出演する、2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇「アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~」が、6月12日から上演される。本作は、脚本に劇作家の福原 … 続きを読む
ドラマ2026年5月21日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月17日に放送された第19回「過去か … 続きを読む
映画2026年5月21日
-解答者役の人たちはいかがでしたか。 彼らも、ある意味バチバチでした。例えば、玉山(鉄二)くんがきっちりやると、次に出てくる人に、自分はもっと面白くやってやろうというスイッチが入ります。みんな真面目な人だから、負けないようにやるんです。そ … 続きを読む
映画2026年5月21日
-本作は長崎地方が舞台でしたが、最近、地方色が強い映画が多いと思います。その辺りはどう感じますか。 川島 もし自分が旅行で行くとしても、ここは見つけられないかもって思うような場所でも撮影したので、普段見られない景色や美しい景色を見られたこと … 続きを読む