エンターテインメント・ウェブマガジン
今後、2人の関係は主従から友情に変わっていきます。高知編で竹雄は、当主としての万太郎に対する「みんなのために夢を諦めてもらわなければ」という願いと、友人として「万太郎の夢を支援したい」という個人的な思いのジレンマに苦しんでいました。そのジレンマが解消されたことで、東京編では相棒として万太郎を支えていくことになります。ただし、「自分がいないと生きていけない」と思っていた万太郎がどんどんたくましくなり、世界を広げていくので、あるとき、ふと「自分がいなくてもいいのでは?」と寂しさも感じてしまったり…。だから、竹雄もまだまだ悩み多き感じですね。
裏表がなく、皆さんがイメージされる「神木隆之介」のまんまです。「らんまん」はロケが多く、撮影スケジュールもハードなんですけど、神木さんは常に笑顔でいてくれるんです。その姿を見ると、スタッフも他のキャストも頑張れる。現場でもすごく楽しそうに場を盛り上げてくれるので、「この人の近くにいたら面白いことがありそう」と思わせてくれるんですよね。だから、キャストもスタッフも彼を取り囲んでいることが多くて。そういう現場の雰囲気が、映像にも表れているんじゃないかと思います。そういう人を巻き込む魅力は、牧野富太郎さんに通じるものがあるような気がします。
浜辺さんは、年齢は若いのに、すごく大人ですよね。とても懐が深く、底知れない魅力があります。キャスティングの際、寿恵子は万太郎より年下なので、その年頃の俳優で神木さんのお芝居を受けて立てる方と考えたとき、浜辺さんしか思いつきませんでした。寿恵子さんは『里見八犬伝』が愛読書で、その世界に没頭したいオタクです。彼女のそういう気質が植物オタクの万太郎と共鳴して恋愛に発展していきますが、その辺の“癖の強さ”みたいなのも見事に表現してくれています。だから、神木さんはもちろん、浜辺さんのお芝居からも目が離せません。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む