エンターテインメント・ウェブマガジン
登場する14歳の少年少女たちとは違うけれど、イオリの上にはメンシュの最高司令官、叶サネユキがいて、その間でどっちのことも理解しつつ、ある意味それで葛藤もする人という印象の役柄です。それは私の今の状況にも近いんです。私は新人とか若いわけでもないし、ベテランでもないし、その間にいて、実際にそのもどかしさみたいなものがあったりするんです。そういう自分の普段から持っている感覚と役をつなげられたら、それがSFでもかけ離れすぎずに演じることができると考えています。
あまりそこを意識はしていません。時代劇は、その時代に沿った表現や衣装など全部が史実で決まっているものがあるので、それを一つ一つ教えてもらって、その時代背景を知った上でのこういう言動なんだというものがあるんです。それは学ばなくてはいけない部分が多いので大変なんですけど、そこが面白い。ただ、今回のようにSFとなると自分たちの想像力の方がもっと大事になってくると思うので、こうだと決めつけずに、柔軟でいたいと考えています。
自分の中に自分でストップをかけてしまっていることがあって、自分の中に眠っている力とか、自分の中にまだ使ってないものがいっぱいあるような気がします。こんなすごい作品に出演することで、限界をプッシュされてそれが出てくることがあると思うので、それをどんどん解放していって、そういう風に自分を越えていきたいです。
(取材・文・写真/櫻井宏充)
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