エンターテインメント・ウェブマガジン
登場する14歳の少年少女たちとは違うけれど、イオリの上にはメンシュの最高司令官、叶サネユキがいて、その間でどっちのことも理解しつつ、ある意味それで葛藤もする人という印象の役柄です。それは私の今の状況にも近いんです。私は新人とか若いわけでもないし、ベテランでもないし、その間にいて、実際にそのもどかしさみたいなものがあったりするんです。そういう自分の普段から持っている感覚と役をつなげられたら、それがSFでもかけ離れすぎずに演じることができると考えています。
あまりそこを意識はしていません。時代劇は、その時代に沿った表現や衣装など全部が史実で決まっているものがあるので、それを一つ一つ教えてもらって、その時代背景を知った上でのこういう言動なんだというものがあるんです。それは学ばなくてはいけない部分が多いので大変なんですけど、そこが面白い。ただ、今回のようにSFとなると自分たちの想像力の方がもっと大事になってくると思うので、こうだと決めつけずに、柔軟でいたいと考えています。
自分の中に自分でストップをかけてしまっていることがあって、自分の中に眠っている力とか、自分の中にまだ使ってないものがいっぱいあるような気がします。こんなすごい作品に出演することで、限界をプッシュされてそれが出てくることがあると思うので、それをどんどん解放していって、そういう風に自分を越えていきたいです。
(取材・文・写真/櫻井宏充)
「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」は5月6日~28日に、都内・THEATER MILANO-Zaで上演。公式サイト
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む
映画2025年6月27日
-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。 やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む
映画2025年6月27日
-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む
映画2025年6月27日
『アスファルト・シティ』(6月27日公開) 犯罪と暴力が横行するニューヨークのハーレム。クロス(タイ・シェリダン)は医学部への入学を目指し勉学に励む一方で救急救命隊員として働き始める。 ベテラン隊員のラット(ショーン・ペン)とバディを組 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年6月25日
-5年前の初演が初共演でしたが、お互いの印象は? 桐山 同じ事務所の人たちでも同級生が少ないんですよ。なので、ようやく同い年の役者さんとご一緒できるとすごくうれしかった記憶があります。初演が終わってからはそれほど頻繁に連絡を取っていたわけで … 続きを読む