『ザ・ホエール』でオスカー受賞のブレンダン・フレイザー来日 「チャーリーを勇気ある人間だと感じてほしい」

2023年4月6日 / 15:36

 『ザ・ホエール』の来日記者会見が6日、東京都内で行われ、本作で第95回アカデミー賞の主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーが出席した。

ブレンダン・フレイザー (C)エンタメOVO

 本作は、ボーイフレンドを亡くし、過食の影響で体重が272キロになったチャーリーが、自身の死期を悟り、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする5日間を描く。

 フレイザーは『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(08)のプロモーション以来15年ぶりの来日となった。

 主演男優賞受賞について問われると、「いまだに自分が受賞したことに驚いています。ほかの候補全員が才能あふれる素晴らしい演技をされていたので、皆さんとオスカー像を分かち合ったつもりです」と答えた。

 また、『ゴッド・アンド・モンスター』(98)で共演したイアン・マッケランと授賞式の3週間前にロンドンで再会したことを明かし、「別れるときにイアンが僕の耳元で『もう君はオスカーを取っている』とささやきました。それを聞いて、もし金色の小さな像が手元に来なくても、自分にはオスカーが来たと思えました」と語った。

 さらに『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)で主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーとの授賞式での再会について、「僕は『エブエブ』も大好き。ミシェル・ヨーとは『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』以来の再会でした。キー・ホイ・クァンとも30年ぶりに会えて『僕たちまだここにいるね』と話したんです」とうれしそうに語った。

 監督のダーレン・アロノフスキーについては、「何ものにも動じない。観客に対しても、スクリーンで表現することから目を背けないことを要求する人。これまで自分のもろさをここまで表現してくれと言われたことはなかった。監督と一つの旅ができて人生が変わったと思います」と回想した。

 チャーリーという役柄については、「たくさんのリサーチをしました。こうした作品を作ることは大胆でリスクのあることだと承知していましたが、それこそがアートであり映画。不安があるからこそ大きな成長を望めると思いました」と語った。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

富田望生「とにかく第一に愛を忘れないこと」 村上春樹の人気小説が世界初の舞台化【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月30日

 今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む

【映画コラム】実話を基に映画化した2作『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』『栄光のバックホーム』

映画2025年11月29日

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開)  太平洋戦争末期の昭和19年。21歳の日本兵・田丸均(声:板垣李光人)は、南国の美しい島・パラオのペリリュー島にいた。漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族 … 続きを読む

氷川きよし、復帰後初の座長公演に挑む「どの世代の方が見ても『そうだよね』と思っていただけるような舞台を作っていきたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月29日

 氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む

岸井ゆきの「夫婦の“切実さ”が描かれている」宮沢氷魚「すごくやりがいがありました」すれ違っていく夫婦役で初共演『佐藤さんと佐藤さん』【インタビュー】

映画2025年11月28日

 大学で出会った佐藤サチと佐藤タモツはたちまち意気投合し、一緒に暮らし始める。ところが卒業後、弁護⼠を⽬指すタモツは司法試験に失敗。独学を続けるタモツに寄り添うため、サチも司法試験に挑むが、数年後、合格したのはサチだった。結婚、出産を経て弁 … 続きを読む

28歳で亡くなった阪神タイガースの元選手の実話を映画化! 松谷鷹也「横田慎太郎さんのことを知っていただきたい」前田拳太郎「誰かの背中を押す作品になるはず」『栄光のバックホーム』【インタビュー】

映画2025年11月28日

 プロ野球、阪神タイガースの将来を担う選手として期待されながらも、21歳で脳腫瘍を発症して引退、その後も病気と闘いながら講演会活動などを続け、2023年に28歳で亡くなった横田慎太郎の生きざまを描いた『栄光のバックホーム』が、11月28日か … 続きを読む

Willfriends

page top