前田敦子「何に対しても“楽しい”という気持ちは持っていたい」 ドラマ「ウツボラ」で一人二役に挑む【インタビュー】

2023年3月17日 / 08:00

-一人二役を演じるというのは挑戦だったと思いますが、今後も挑戦を続けていきたいですか。

 楽しい挑戦はしたいですが、苦しんでやるというのは少し違うのかなとも思います。もちろん時と場合によりますが、何に対しても“楽しい”という気持ちは持っていたいです。

-仕事を選ぶときも、“楽しい”が大事?

 そうかもしれません。苦しくてもワクワクするものならいいんです。でも、演じていても、見ている方も楽しくなくて、ワクワクもしないものは避けたい。だから、犯罪者の役はできたらやりたくないです(笑)。

-では、23年に挑戦したいことはありますか。

 仕事では、2022年は舞台作品にたくさん出演させていただいたので、今年は映像作品をゆっくりやりたいなと思っています。それから、これは今年に限ったことではないですが、仕事とプライベートのメリハリをつけるというのは、私の目標です。

-プライベートでやりたいことは?

 子どもが4歳になるので、「ママとこんなに楽しいことをした」という思い出をたくさん作りたいです。

-最後に、改めてドラマの見どころをお願いします。

 WOWOWのドラマだからこそ、原作を忠実に再現できたと思います。映像の美しさにも力を入れていますので、原作ファンの方にも楽しんでいただけるものになっていると思いますし、没入して見ていただくと、より楽しめる作品だと思いますので、ぜひ一人の世界に入り込んで見てほしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

連続ドラマW‐30「ウツボラ」

 連続ドラマW‐30「ウツボラ」は、3月24日から毎週金曜午後11時30分にWOWOWプライムで放送。WOWOWオンデマンド(無料トライアル実施中)で配信。公式サイト

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

Willfriends

page top