エンターテインメント・ウェブマガジン
以前、小栗さんのドキュメンタリーを見たことがあるんです。そうしたら、人の心を動かすお芝居をされるのはもちろんですが、スタッフさんにも細やかな気遣いをされたりして、現場での立ち居振る舞いが素晴らしかったんです。役者としてだけでなく、人間としてとても魅力的な方だと思ったので、この業界に入ってからずっと「憧れの俳優は小栗旬さん」と言い続けています。いつか共演させていただけるように頑張ります。
私生活の感情の一つ一つを大切にするようにしています。僕はもともと、感情の表現が少なく、「うれしい」とか「悲しい」とか表に出さないタイプなんです。ジャイアンツのファンなので、ジャイアンツが負けたときに、ちょっと「悔しい!」と思うぐらいで(笑)。だから、たまに自然な感情が湧き上がってきたとき、「こういうことが起きると、こういう感情になるんだな」ということを意識して、大切に自分の中にインプットしている感じです。そうするとお芝居のとき、「こういう感情があったな」と役立つので。
他にも、人の芝居を見て盗もうと思って、映像作品を見るようにしています。台本に書かれている世界観を想像する力も大切なので、活字もできるだけ読むようにして。この間も、プロデューサーの吉川さんから「純文学は想像力を養うのに役立つから」と勧められて、梶井基次郎の小説『檸檬』を読んだところです。時間があるときは、映画化された小説を読んでから映画を見て、変更された箇所を比較したりもしています。
想像力はだいぶついてきた気がします。最初の頃は、「ここはもっと軽く演じて」みたいな指示を受けることが多かったんですが、今はかなり減ってきましたし、逆に僕から監督に質問することも増えてきました。だから、英寿としての理解も進んできたのかなと思っています。
顔の表情や立ち回りなど、今回の劇場版で学ぶことも多く、これからやっていく上での自信にもつながりました。毎回、目が離せない展開が続きますが、今後さらに面白くなっていきます。子どもから大人まで、幅広い世代の方に楽しんでいただけるいい作品をお届けできるように頑張っていきますので、劇場版も併せて応援よろしくお願いします。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年8月17日
-主演の松本潤さんとお芝居で対峙(たいじ)してみての印象を教えてください。 松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるの … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。 横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む