エンターテインメント・ウェブマガジン
以前、小栗さんのドキュメンタリーを見たことがあるんです。そうしたら、人の心を動かすお芝居をされるのはもちろんですが、スタッフさんにも細やかな気遣いをされたりして、現場での立ち居振る舞いが素晴らしかったんです。役者としてだけでなく、人間としてとても魅力的な方だと思ったので、この業界に入ってからずっと「憧れの俳優は小栗旬さん」と言い続けています。いつか共演させていただけるように頑張ります。
私生活の感情の一つ一つを大切にするようにしています。僕はもともと、感情の表現が少なく、「うれしい」とか「悲しい」とか表に出さないタイプなんです。ジャイアンツのファンなので、ジャイアンツが負けたときに、ちょっと「悔しい!」と思うぐらいで(笑)。だから、たまに自然な感情が湧き上がってきたとき、「こういうことが起きると、こういう感情になるんだな」ということを意識して、大切に自分の中にインプットしている感じです。そうするとお芝居のとき、「こういう感情があったな」と役立つので。
他にも、人の芝居を見て盗もうと思って、映像作品を見るようにしています。台本に書かれている世界観を想像する力も大切なので、活字もできるだけ読むようにして。この間も、プロデューサーの吉川さんから「純文学は想像力を養うのに役立つから」と勧められて、梶井基次郎の小説『檸檬』を読んだところです。時間があるときは、映画化された小説を読んでから映画を見て、変更された箇所を比較したりもしています。
想像力はだいぶついてきた気がします。最初の頃は、「ここはもっと軽く演じて」みたいな指示を受けることが多かったんですが、今はかなり減ってきましたし、逆に僕から監督に質問することも増えてきました。だから、英寿としての理解も進んできたのかなと思っています。
顔の表情や立ち回りなど、今回の劇場版で学ぶことも多く、これからやっていく上での自信にもつながりました。毎回、目が離せない展開が続きますが、今後さらに面白くなっていきます。子どもから大人まで、幅広い世代の方に楽しんでいただけるいい作品をお届けできるように頑張っていきますので、劇場版も併せて応援よろしくお願いします。
(取材・文/井上健一)
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む