エンターテインメント・ウェブマガジン
ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』13年ぶりの続編で、舞台を森から海に移した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、12月16日から全国公開される。今回は、ジェイク(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)との間に新しい家族が増え、家族の愛と絆の物語がエモーショナルに描かれる。公開前に来日したキャメロン監督に話を聞いた。
確かにCGで水を表現するのは本当に難しいです。ただ、私は海が大好きで、『アバター』のキャラクターも愛しています。そのキャラクターはCGで作り上げられていますが、自分としては水を表現するために苦労する部分に引きつけられたのではなく、物語を伝えたいという気持ちの方が強かったのです。そのキャラクターたちを海に連れて行きたいと思いました。ハードワークになることは予想できましたが、世界でも一流のスタッフが集まっているので、何らかの形で解決してくれるだろうと信じていました。
これは一作目と同じなのですが、この映画の見方の一つとして、人間とナヴィ双方の視点から見ることができます。ただ、ナヴィは人間の役者が演じていて 人間のスタッフが人間の観客のために作っています。ですから、全て人間が悪いと言っているわけではありません。ナヴィはわれわれの善の部分、つまり一番よいところを表現しています。昔、人間がこうなりたいと思っていた、よりよい形です。
SF映画のいいところは、レンズを通したファンジーとして、現実から一歩離れて、物ごとを見たり振り返ったりすることができるところです。この映画を見た観客のほとんどが、人間ではなくナヴィの味方になります。彼らのようになりたいと。映画のクレイジーなところは、人間を侵略者として見せることができることです。それは素晴らしく、健全なことだと思います。自然が私たちを見ているような視点で見ることができます。われわれはナヴィになりたいのか、侵略者である人間になりたいのか、奪う者なのか世話をする者なのか、自然から奪って何も返さないのか、といったことが、この映画からの問い掛けだと思います。
あと3本作る予定です。考え方としては、始める前に脚本から、デザイン、設計、研究開発、戦略的なことまで、全てを準備して、短い間隔で公開できるようにします。3本目はすでに撮影が終わっていて、今はポストプロダクションの段階で、2年後の公開を予定しています。4本目は、あと少し撮影が残っていて、その後ポストプロダクションに入るので、3年後ぐらいでしょうか。それから5本目にまた2年かかるといった感じです。全てが終わるまでに、あと7、8年はかかるでしょう。『スター・ウォーズ』のように、観客のイメージから消え去ることなく続いていくといった感じでしょうか(笑)。
もちろん可能であれば。4本目の脚本が一番気に入っています。物語が完結する5本目が2番目に気に入っています(笑)。なので、できれば全てを監督したいのですが、まず家族のことが第一ですから、私や家族が病気になったり、私が作業できなくなったらどうするのかも、考えておかなければなりません。でも、最善を尽くします。スタッフやキャストにも、いつも最善を尽くしなさいと言っています。
今回、いろいろと実験してみて48コマが適当だということになりました。特に3Dには効果を発揮します。ただ、全ての場面でハイフレームレートを使っているわけではなくて、より3Dの効果を上げるために、部分的に使っています。水中のシーンは、特に効果的だったので、全てハイフレームレートで撮っていますが、水上のシーンでは2、3割しか使っていません。また、動きの速いアクションでは効果的ですが、日常的な普通のシーンでは必要ありません。ただ、私はあまりスローモーションに興味がないので、ジェイクとネイティリが戦士として動いているときは、ハイフレームレートで見たいと思いました。結論を言えば、3Dや70ミリはフォーマット(方式)ですが、ハイフレームレートはフォーマットではなくツール(道具)だということです。
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開) 太平洋戦争末期の昭和19年。21歳の日本兵・田丸均(声:板垣李光人)は、南国の美しい島・パラオのペリリュー島にいた。漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む
映画2025年11月28日
大学で出会った佐藤サチと佐藤タモツはたちまち意気投合し、一緒に暮らし始める。ところが卒業後、弁護⼠を⽬指すタモツは司法試験に失敗。独学を続けるタモツに寄り添うため、サチも司法試験に挑むが、数年後、合格したのはサチだった。結婚、出産を経て弁 … 続きを読む
映画2025年11月28日
プロ野球、阪神タイガースの将来を担う選手として期待されながらも、21歳で脳腫瘍を発症して引退、その後も病気と闘いながら講演会活動などを続け、2023年に28歳で亡くなった横田慎太郎の生きざまを描いた『栄光のバックホーム』が、11月28日か … 続きを読む