シガーニー・ウィーバー「14歳を演じるのではなく、14歳のキリに成り切るという作業でした」『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』【インタビュー】

2022年12月15日 / 08:00

-今回は、50歳以上も年の離れたティーンエージャーとの共演がありましたが、いかがでしたか。

 もちろん、彼らとの共演を楽しみましたが、今回は私もティーンエージャーの一人をやったので、彼らと同じグルーブになるわけです(笑)。彼らはとても才能にあふれていて、とても仕事熱心です。ジェームズ・キャメロンのために仕事をするというのは、そういうことが必要なんです。とてもレベルの高いところを目指さなくてはならないのに、ジムをがっかりさせたくないから、一生懸命にやるんです。本当に彼らは、素晴らしいグループで、私も一緒になって楽しみました。

-ジェームズ・キャメロン監督の印象と、何か彼の意外な一面があれば教えてください。

 ラッキーなことに、彼とは長年にわたって付き合いがあります。『エイリアン2』(86)のときは、とても真面目で、何かに突き動かされているようなところがありました。彼は完璧主義者で、科学者でもあって、いろいろな技術も開発しています。ところが、『エイリアン2』の後で、一緒にツアーに行ったときに、食事をしながら話していたら、「真面目だと思っていたのに、何て面白い人なの」と気付きました。つまり、彼はそうした面を私に隠していたんですね。皆さんが、彼に関して知らないところは、今とてもハッピーな家族に恵まれていて、子どもたちから謙虚さを学んだと言っています。それによって遊び心が出てきたと思います。彼は、才能にあふれたとても楽しい人です。

-これまで、『エイリアン』や『ゴーストバスターズ』、そしてこの『アバター』など、SFや超現実を描いた映画に多く出演していますが、そうした映画への思いは。そして、その中でも『アバター』は特別なものになるのでしょうか。

 『アバター』はほかの作品とは全く違います。SF映画といえば特殊効果が話題になりますが、全く使っていないものもあります。この映画では、家族のストーリーが中心にあって、とても普遍的なテーマを描いています。その意味では、こうした未来を描いた話の中でも、とてもユニークなものだと思います。また、若者たちが「自分は誰なのか」「人間とはどういうものなのか」と考えるきっかけになるとも思うし、描いているのはナヴィの世界ですが、とても人間的なストーリーだと思います。

(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。  小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む

桐谷健太、「聖地X」で5年ぶりの舞台に挑む 「きっといろいろな刺激を受け、新たな感覚に出会える」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月30日

-5年前の「醉いどれ天使」以来の舞台出演となりますが、舞台にまた立ちたいという思いはずっとあったのですか。  お話をいただけるならと思っていました。ただ、役者は見てくださる方がいて、やりましょうとおっしゃっていただいてできるので、舞台に立つ … 続きを読む

page top