「脚本を読んで、世界にはこれが必要だと思った」ブラッド・ピット&デビッド・リーチ監督 映画『ブレット・トレイン』【インタビュー】

2022年8月19日 / 18:00

-背景のリアルさを実現させた方法は?

ピット まず撮影したのが…。

リーチ 背景だ。

ピット そう。東京から京都までの景色を撮影した。あの巨大画面は新幹線の2~3両分ぐらい?

リーチ そうだね。

ピット その画面を車両の両側に設置して、いつでも必要な背景を表示できるようにした。そのおかげで、退屈な防音スタジオのようには感じなかった。実際に移動している感覚があったんだ。一部のスタッフは乗り物酔いをしていたよ(笑)。

-なぜ、フラッシュバック(物語の進行中に過去の場面を組み入れるモンタージュ手法)を使ったのですか。

リーチ 列車のシーンから退避するために、フラッシュバックは必要だった。列車の旅は約2時間続く。素晴らしいセットではあったけど、外の世界も入れたかった。ホワイト・デスやウルフの物語も見せたかった。それを数分間見せてから列車に戻るのは、僕がこだわった構成だ。退避とともに、映画もよりワイルドになる。旅に彩りを与えようとした。それぞれの人物が、これまでたどってきた旅を、運命の旅として表現したかったんだ。

(構成/田中雄二)

『ブレット・トレイン』

 

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-劇中ではそんなご苦労を感じさせない名演でした。  実は、最初にオファーをいただいたのは、ドンファン役だけだったんです。でも、脚本が面白かったためについ欲が出てしまい、僕の方から「ぜひヨンギュもやらせてください!」とヨン監督にお願いしたんで … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『シェルター』(8月28日公開)  スコットランド沖の孤島に建つ灯台を隠れ家にして、愛犬と共にひっそりと暮らす元特殊部隊員マイケル・メイソン(ジェイソン・ステイサム)。  ある日、週に一度、叔父と共に船で生活物資を届けに来る少女ジェシー(ボ … 続きを読む

page top