The Brow Beat「底が見えないバンドでありたい」 Major 1st Album「404」を引っさげたツアー開催中【インタビュー】

2022年5月20日 / 08:00

 PENICILLIN「HAKUEI」とのツインボーカル&トータルプロデュースにより、俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト「The Brow Beat」。5月6日からはThe Brow Beat Live Tour 2022“404”をスタートし、6月3・4日の東京・LINE CUBE SHIBUYAでのツアーファイナルまで、全国を駆け抜ける。結成4年目を迎え、さらに勢いを増すThe Brow BeatにMajor 1st Album「404」についてや、ツアーに懸ける思いを聞いた。

The Brow Beat(カメラマン:菅沼剛弘/ヘアメーク:北瞳)

-4月27日にリリースされたMajor 1st Album「404」には、どんな思いが込められていますか。

Ryuji 「404」は、「NOT FOUND」(ウェブのエラーメッセージ)という意味で、底が見えないバンドでありたいという思いと、コロナ禍で明日、自分がどうなるかも分からないという、今の状態を表して付けたものです。楽曲的にはいつも通りの重ためな感じで、死生観や人生について書いています。

HAKUEI さまざまなタイプの曲がありますが、どれもしっかりと血の通ったメッセージが表現されていると思っているので、聞いた人に刺さるものになっていると思います。

-The Brow Beatとしては4枚目のアルバムとなり、“The Brow Beatらしさ”が確立されてきたことを感じましたが、それは意識して作っているものですか。それとも、その時々に作りたいものを作っている?

Ryuji 作りたいものを作っている感じです。やっている自分たちには、 “The Brow Beatらしさ”って分かっていないんですよ。そのときにかっこいいと思ったメロディーや曲調をやっているだけなので。ただ、形容し難い魅力を持ったバンドでありたいとは思います。「The Brow Beat」には「音で攻撃する」という意味があるので、今回のアルバムでは、その言葉通り、攻撃的なサウンドに緻密な歌詞が乗った、メリハリのあるかっこいいアルバムを目指しました。

HAKUEI 昨年メジャーデビューをさせてもらって、今回は名刺代わりの一発になったらという思いもありました。そういう意味でも、バンドとしてパワーやボリューム感があるものができたと思いますし、それぞれの曲も突き詰めることができた。今やりたいものはこれだと胸を張って言える作品にたどり着けた気がします。

-アルバムのタイトル曲「404」は、まさに攻撃的でヘビーな楽曲ですね。

Ryuji この曲は、最初の歌詞の「Good morning」が頭に浮かんでからノンストップで歌詞が出続けて、止まることなく書き終えた曲なんですが、一つだけ後悔していることがあって。「これ isトドメ」って歌詞は、なんで「This is トドメ」じゃないんだろうって自分で思いました(笑)。全体的には、英語っぽく聞こえる、得意の“歌詞詰め”の歌詞にしています。それから、(シンガーの)Adoさんが「お前らのせいだ」という歌を出していらっしゃったので、そのパロディーで「俺たちの責任でした」という言葉を入れてます(笑)。

HAKUEI 勝手にアンサーソングね(笑)。僕らから(作・編曲の)tatsuoくんには、「重たいヘビーロック」とオーダーを伝えて、それでこの曲と「離人」の2曲が上がってきたんです。今のロックは、電子の音は切り離せない、だからそれをどんどん押し出していこうということで(こうした楽曲になった)。

-「得意の歌詞詰め」とおっしゃっていましたが、Ryujiさんの書く歌詞は乗せ方が独特ですよね。

Ryuji 流して聞いているときに「何て言っているんだろう」って気になる曲が好きなんです。日本語でも英語に聞こえるというような。もちろん、「愛している」のような絶対聞き取れる言葉もいいと思うんですが、俺は真っすぐな歌詞を書くのは得意じゃないので、そういう言葉がなかなか出てこないんですよ。(今回のアルバムにも入っている)「ハレヴタイ」は、TVアニメ「遊☆戯☆王SEVENS」のオープニング主題歌だったので、そのカップリングも含めて言葉を選んで歌詞を書こうと気を使っていたんですが、その反動で「404」は頭から「人身売買」になったというのもあります(笑)。

-では、5月22日に開催される「マニー・パッキャオ チャリティマラソン 栃木2022」の大会テーマソングでもある「爆風」についても教えてください。

HAKUEI 楽曲は、最初から最後まで100メートルダッシュをするような、パンクな曲を作ろうと思ってできた曲です。思ったよりポップに仕上がったので、ライブで盛り上がると思います。

Ryuji 歌詞は、とあるテーマで書きたいとHAKUEIさんに相談していたのですが、(その後に)大会テーマソングになると決まったので、それならマラソンのテイストも入れた方がいいんじゃないかと、「走っていくぜ」という歌詞を交えて、二つのテーマ性を持たせたものになりました。「走る、俺たち」ということで、爆風スランプさんの“爆風”です(笑)。

-Type Cのボーナストラックである「The Brow Beat学園校歌」についても聞かせてもらいたいのですが、これは即興ですか。

HAKUEI そうです。だから、1行ずつ(音楽が)展開している。めちゃくちゃです(笑)。

Ryuji 歌詞だけでなく、メロディーも即興なので、曲として成り立ってないし、俺は笑っちゃって最後は歌えてもいないです(笑)。

 
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