河合優実、デビューから3年「ただがむしゃらにやればいいという時期はもう終わった」【インタビュー】

2022年5月21日 / 08:00

-22年も『PLAN 75』など多数の出演作が控えています。個性的な役を演じる機会が多いように思いますが、ご自身ではどんなものが求められていると感じていますか。

 どんなものかは分からないですが、なぜか入院する役と自殺する役が多かったですね(笑)。なぜこんなにひどい目にばかり遭わなきゃいけないのかと思ってしまったぐらい、不幸を請け負ってばかりでした(笑)。最近はそんなこともないですが。

-今後はどのような仕事をしていきたいですか。

 この3年間、映像作品を中心に仕事をしてきましたが、やはり私の根本(ねもと)には舞台があることも感じているので、両立していけたらと思います。

-舞台に立つことで、初心に返ることができるんですね。

 特に私の場合は、そこ(舞台)から始まったという思いがあるんだと思います。自分の体で表現すること自体の喜びを舞台ではより感じることができるので。映像とは全く違う楽しさがあります。

-最後に、改めて本作への意気込みを。

 本当に、オファーを頂いたときから、ずっと出演することを楽しみにしていた作品です。今は、稽古が始まるのが待ち遠しくてたまりません。面白い皆さんと共に、面白い物語を損なわないように、私が出演することで新しい風を吹かせられるように精いっぱい楽しんで演じたいと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

日本総合悲劇協会 VOL.7「ドライブイン カリフォルニア」

 「日本総合悲劇協会 VOL.7『ドライブイン カリフォルニア』」は、5月27日~6月26日に都内・本多劇場、6月29日~7月10日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
公式サイト https://otonakeikaku.net/2022-drivein/

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ファーストサマーウイカ「それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです」日曜劇場「19番目のカルテ」【インタビュー】

ドラマ2025年8月17日

-主演の松本潤さんとお芝居で対峙(たいじ)してみての印象を教えてください。  松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるの … 続きを読む

橋本愛 演じる“おていさん”と蔦重の夫婦は「“阿吽の呼吸”に辿り着く」【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月16日

-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。  横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。  2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

Willfriends

page top