【インタビュー】ドラマ「片恋グルメ日記2」本仮屋ユイカ&平岡祐太&藤田玲&兵頭功海、オリジナルストーリーで描く“コロと八角さんの恋の行方”に注目

2022年5月21日 / 08:00

 出版社を舞台に、現実の恋に踏み込めない漫画編集部員・所まどかが、思いを寄せる男性営業部員・八角直哉に近づくべく、彼が食べたものと同じメニューを食べることで、妄想しながら追体験=“食事ストーキング”をするという、“新食感”のラブコメディーの続編、新月曜ドラマ「片恋グルメ日記2」が5月23日から、TOKYO MX(東京エリア:地上波9ch)で放送される。まどか、通称コロを演じる本仮屋ユイカ、八角役の平岡祐太、コロが担当する漫画家の曲家りんご役の藤田玲、コロと同じ編集部に勤める星勇気役の兵頭功海に、それぞれの役の魅力や見どころなどを聞いた。

(左から)兵頭功海、本仮屋ユイカ、平岡祐太、藤田玲(スタイリスト:小田優士/ヘアメーク:小林麗子(do:t)

-シーズン1を振り返ってみて、皆さんにとって本作はどんな作品でしたか。

本仮屋 消費カロリーが多い作品です。ハイテンションなキャラクターも多いですし、そうではないキャラクターも負荷がかかることが多いので、その分、達成感がありますし、充実した現場だったと思います。とても緻密で細やかな編集をされていたので、現場で感じたスピード感や面白さがさらにアップした、まるで漫画を読んでいるかのようなドラマに仕上がっていたと感動しました。

平岡 自分でも毎週見るのが楽しみなドラマでした。ほっこりできるし、笑いの要素もあるし、食べたくなるご飯も出てくる。毎週、楽しみに見ました。

兵頭 僕も、普段は自分の芝居について考えて見てしまうのですが、このドラマはそれを考えずに、純粋に楽しめました。本仮屋さんがおっしゃったように、漫画を見ているような感覚で楽しめる作品だと思います。

藤田 皆さんと同じく、僕も毎週楽しみにしていました。りんご先生は、編集部から出ることがほとんどなかったので、みんながロケでどんなことをしてきたのかをドラマで見て楽しんでいました。最近は、攻めたドラマも多いですが、この作品はほっこり幸せな気持ちになれる、癒やしになる作品だと思います。

-コロの妄想シーンもかなり楽しめました。シーズン1、2を通して、特に印象に残っているシーンはありますか。

兵頭 コロさんと星が隅田川の見える場所で、コーヒーを飲みながら話すというシーンがあるのですが、周りにカップルがたくさんいるという設定でした。いざ、現場に行ってみたら、すごく狭い場所に10組ぐらいのカップルがいて…。想像よりもカップルが多かったんです(笑)。きっと映像で見たらおかしくないんでしょうが、現場では異様な光景だったので印象的でした(笑)。

本仮屋 私はそのカップルに囲まれた場所で、カメラ目線で「これ、奇跡じゃない!?」と言いながらミュージカル風の演技をしているんですよ(笑)。ぜひそのシーンは注目して見てもらいたいです(笑)。私は、(シーズン2の)6話の妄想シーンの八角さんのビジュアルが一番好きです。

-それはどんなところがポイントが高かったんですか。

本仮屋 清潔感があり、かつ色っぽく、しぐさは王子様だから。すてきでした。

平岡 そのシーンは、完全に韓国ドラマを意識してやらせていただきました。

本仮屋 最高でした。平岡さんは、妄想シーンで、こんな視点からものを作るんだと驚くようなアイデアをたくさん出してくださったので、刺激になりましたし、とても勉強になりました。

-どんなアイデアだったのですか。

平岡 韓国ドラマ風の妄想シーンで、台本では「手を引っ張って、転びそうになったコロを抱きしめる」とあったんですが、韓国ドラマだったら、そこは抱きしめずに、そのまま手を握って走り去っていくんじゃないかなと思って、それを提案しました。映画『卒業』理論です(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

松本利夫、EXILEパフォーマー卒業から10年 舞台は「山登りに似ている」 「よろしく候~BOTTOM OF HEART~」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年6月18日

 松本利夫が主演する舞台、LEGENDSTAGE feat.カムカムミニキーナ「よろしく候~BOTTOM OF HEART~」が6月26日から上演される。本作は、劇団「カムカムミニキーナ」の松村武が手掛ける幕末ヒューマンドラマで、17年ぶり … 続きを読む

濵田崇裕、「歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~」は「僕の代表作だと胸を張って言える」

舞台・ミュージカル2025年6月16日

 WEST.の濵田崇裕が主演する「歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~」が、6月30日から上演される。本作は、福田転球が脚本、河原雅彦が演出、濵田が主演を務める「市場三郎」シリーズの3作目。今回は、冥土を舞台に、三郎が女性と出会い、恋に落ちて … 続きを読む

恒松祐里「貴重な経験をさせていただいた現場でした」アットホームな現場で増したクリエーティブに対する意欲『きさらぎ駅 Re:』【インタビュー】

映画2025年6月13日

 6月13日から公開となった『きさらぎ駅 Re:』は、2022年にスマッシュヒットを飛ばした『きさらぎ駅』待望の新作続編だ。前作『きさらぎ駅』は、2004年1月8日、“はすみ”と名乗る女性がこの世に存在しない“きさらぎ駅”という異世界駅にた … 続きを読む

池田エライザ「不思議な夏の思い出として心にとめていただければと思います」『リライト』【インタビュー】

映画2025年6月13日

 高校3年の夏、美雪の学校に保彦(阿達慶)という少年が転校してくる。ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に恋をするが…。松居大悟監督と脚本家の上田誠が初タッグを組み、法条遥の同名 … 続きを読む

【週末映画コラム】ダイヤモンド・プリンセス号の内部で一体何が起こっていたのか『フロントライン』/オール尾道ロケで映画化したSF青春ミステリー『リライト』

映画2025年6月13日

『フロントライン』(6月13日公開)  2020年2月3日、乗客乗員3711人を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客に新型コロナウイルスの感染が確認されており、船内では100人以上が症状を訴えていた。  日本には大規模なウイ … 続きを読む

Willfriends

page top