エンターテインメント・ウェブマガジン
最初にこの話を伺ったときは、「わー、オーケストラプレーヤーになれるかも」と早合点をして、「だったらこの楽器がやりたい」という気持ちが湧き上がってきたのですが、水谷さんは「石丸にはオーケストラをバックアップする役をやってもらおう」と思っていたようです。「そうかあ…」と思いました(笑)。でも、逆にそういう役の方が、人間っぽさが出るのかなと。面白いかもしれないと思いました。そして、檀れいさん演じる理子と一緒に楽団を支える役どころだと伺って、檀さんとは何度もご一緒して、気心の知れた仲なので、面白いものになるだろうと。それで、楽器を吹きたいという思いは収めました(笑)。でも、サックスを吹かせてもらい、より長く一人で演奏できたのでよかったです。
クラシック音楽は、何百年もの時代を経て残っている名曲です。だから美術品でいえば骨董(こっとう)品みたいなものです。今回は、水谷さんがとてもすてきな曲を選ばれました。映画を通して浴びることで、クラシックの良さを再発見してもらえると思うし、クラシックに触れてこなかった方にも、こうして人間ドラマが付くと、面白いものだと思っていただけるのではないかと思います。
この映画の中には、さまざまな人間模様が描かれていますが、その背景には一貫して自然が描かれています。ロケ地である松本や軽井沢の風景もふんだんに入っていて、旅行をしたような気分にもなれます。音楽も聴けて、一粒で二度おいしいみたいな楽しみ方ができる映画になっています。演奏シーンは誰も吹き替えをしていないので、リアルな演奏が聴けますし、彼らの前で指揮棒を振る水谷さんの姿も必見です。
(取材・文・写真/田中雄二)
ドラマ2025年5月25日
学園ドラマと言えば、若手俳優の登竜門。現在、第一線で活躍する人気俳優の多くも、若手時代に学園ドラマで生徒役を経験している。小栗旬、伊藤沙莉、松岡茉優、土屋太鳳、北村匠海など、名を挙げれば枚挙にいとまがない。いわば学園ドラマは「金の卵の宝庫 … 続きを読む
映画2025年5月23日
-マリアというキャラクターをどのように捉えましたか。 彼女は生まれながらに呪われた子で、何年もかけてその運命を受け入れてきたのだと思います。ただ運命を受け入れてはいるけれど、このままでいいのだろうかという葛藤もある。彼女の場合は親の呪いが … 続きを読む
映画2025年5月23日
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日公開) 1996年の第1作から続く、スパイ組織「IMF」に所属するイーサン・ハントをトム・クルーズが演じるスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作。 … 続きを読む
映画2025年5月22日
-演じてみて、アヤコさんがコシノ三姉妹を育てられた理由を、どのように感じましたか。 「自分で考え、やりたいことは好きにやりなさい」というアヤコさんの教育が、三姉妹の皆さんの根底にある気がします。「私は何もしていません」とほったらかしている … 続きを読む
ドラマ2025年5月21日
-河合さんご自身もこれまで、りりしい孤高の人物を演じる印象が強く、蘭子のように温かな家族に囲まれている役は、見ていて新鮮に感じます。演じる上で、今までと違いはありますか。 お芝居についての基本的な考えは変わりません。さまざまなシーンがある … 続きを読む